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「清明節(jié)」（先祖を祭る中國の伝統(tǒng)的な祭日、今年は4月4日）まであと3週間以上あるものの、春のムードがどんどん高まっている。そして春の訪れを告げる「青団（草もち）」がすでに店頭に並ぶようになっており、人々が競って食べる「旬の菓子」となっている。

今年は、小豆餡や胡麻餡などのほか、卵と肉松（肉でんぶ）餡、ナズナと豚肉餡、コヨメナ餡などの「青団」も人気となっている。それでも、一番人気はやはり小豆餡の青団。一部の店では1日當(dāng)たり1000個(gè)以上売れ、清明節(jié)が近づくにつれて、その量はもっと増えると見られている。

考証によると、「青団」は唐の時(shí)代に起源を発し、1000年以上の歴史を誇る。昔の人は「青団」を先祖への供物としていた。それから1000年以上が経った現(xiàn)在では、供物としての役割は次第に薄れ、「青団」は「旬の菓子」として存在感を高めるようになっている。

伝統(tǒng)的祝祭日にスポットライト浴びる中國菓子

伝統(tǒng)的な祝祭日になると、「中國菓子」がスポットライトを浴びる。例えば、清明節(jié)には「青団」が、端午節(jié)（端午の節(jié)句、今年は6月10日）にはちまきが人気となる。

「醫(yī)食同源」の食品である「中國菓子」は、栄養(yǎng)価が高いものの、糖分や脂肪分は低いとったメリットがある。新中國式ヘルスケアが大流行するにつれて、中國菓子業(yè)界もハイエンド化や多様化、細(xì)やかさなどを追求しながら発展している。中國のリサーチ企業(yè)?艾媒咨詢（iiMedia Research）の統(tǒng)計(jì)によると、中國菓子消費(fèi)の主力軍は若者となっており、1ヶ月當(dāng)たり1－6回購入しているケースが一番多い。

また調(diào)査によると、中國菓子はどれほど見た目を変えようと、そのコアとなる味は小豆味やキンモクセイ味、胡麻味といった「定番の味」が一番人気の座を守り続けている。

今年の春節(jié)（舊正月、今年は2月10日）期間中、包み紙で包み、赤い紐で結(jié)んだ素樸な包裝の菓子折りが、若者の間で人気の「年越し用品」となった。データによると、消費(fèi)者の70.8％が「中國菓子をおやつとして主に自分で食べて楽しんでいる」と答えた。また、ギフトを贈(zèng)る機(jī)會(huì)が増え、その対象も多元化するにつれて、見た目がよく、セレモニー感満載の中國菓子が人気を集めるようになっている。そして、中國伝統(tǒng)の要素を取り入れたおしゃれな國産品のトレンド「國潮文化」の波に乗った中國菓子と他のブランドのコラボも人気となり、伝統(tǒng)的な老舗や新たに誕生している中國菓子ブランドにとっては、それが売上を伸ばすアイテムとなっている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年3月13日