襄陽(yáng)の古城文化の蓄積は深く豊かで、鮮明な特徴を持ち、中國(guó)の古城文化が有する獨(dú)特で代表的な要素が備わっている。今でも殘るものとして、一つ目に、長(zhǎng)い歴史が凝縮している古城遺跡がある。襄陽(yáng)市?區(qū)域內(nèi)の130平方キロメートル以?xún)?nèi)に3つの古城遺跡が現(xiàn)存している。西周の鄧城遺跡は3000年以上の歴史を有するほか、樊城や襄陽(yáng)城も2800年の歴史を有している。一つの都市の中に、3つの獨(dú)立して築かれた古城があるのは、これまでの中國(guó)の長(zhǎng)い歴史の中でも珍しい。

　二つ目は、今でも痕跡が深く殘されている古城の軍事文化で、この名聲は遠(yuǎn)く海外にまで伝わっている。襄陽(yáng)城の前身は楚の北津戍だ。ここは大型軍事用の渡し場(chǎng)だったところで、城が建設(shè)されて以來(lái)、軍事文化として名を馳せてきた。資料に記載された情報(bào)によると、襄陽(yáng)では歴史上、計(jì)172回もの有名な戦爭(zhēng)が起きている。

　三つ目は、長(zhǎng)い歴史を誇る都市文化だ。襄陽(yáng)は、かつて中國(guó)の歴史上、有數(shù)の大都會(huì)だった。唐代の元和年間では、襄陽(yáng)は全國(guó)で4番目の人口を持つ、10萬(wàn)人以上の人々が暮らす自治州のひとつだった。

　四つ目は、自然に形成された山水を利用して築かれた、中國(guó)の古代山水都市を代表する典型的な古城の配置だ。襄陽(yáng)城と樊城は川を挾んで向き合って築かれ、互いに眺め見(jiàn)ることができる。古城の南部に位置する峴山から宜城の間には、「冠蓋里」と稱(chēng)される豪族名士たちが集まっている地があり、「南城北市」や「峴首名望」とうたわれた。このような山水によって自然に形成された空間と配置を持つ古城は中國(guó)では珍しく、「中華內(nèi)陸部の山水名城」と稱(chēng)されている。襄陽(yáng)古城は防衛(wèi)機(jī)能を有しているほか、水利が確保され、周?chē)欷紊鷳B(tài)系そのものが取り込まれている。古城の掘の水は、襄水（現(xiàn)、南渠）から城に取り込まれた漢江を利用しており、創(chuàng)意工夫の溢れる造りとなっている。堀の幅は當(dāng)時(shí)の世界最大で、都市と生態(tài)系、自然と文化の調(diào)和が體現(xiàn)されている。襄陽(yáng)古城の設(shè)計(jì)は、生態(tài)系の知恵と文化の価値を含んだもので、現(xiàn)在國(guó)內(nèi)外の都市計(jì)畫(huà)の有名設(shè)計(jì)士たちから絶賛されている。（編集MZ）

　「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2014年1月