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2015年8月24日  
 

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「人間の証明」原作者?森村誠一氏「七三一部隊の罪を暴き集中攻撃受ける」 (2)

人民網(wǎng)日本語版 2015年08月24日08:01

〇激しく嗚咽しながら実験の様子を語った七三一部隊の元隊員

七三一部隊は、捕まえた捕虜を「マルタ」と呼び、捕虜のひとりひとりに3桁の番號を振った。捕虜には名前など不要というわけだ。彼らは、単に言葉を話す、生きた「実験材料」に過ぎなかった。

「悪魔の飽食」には、青酸カリの毒ガス実験の対象となる母と娘が登場する。この実験は、様々な毒ガス、あるいは同じ毒ガスの異なる濃度といった環(huán)境の違いによる人間の生存時間の違いを調べ、日本軍に毒ガス戦のための資料を提供することを目的に行われた。母と娘を同時に実験室に入れて、成人と子供がそれぞれ、同じ毒ガスでどれくらいの間「持ちこたえられるか」をテストした。母親は、毒ガスが密閉された実験室に充満しているのを見て、娘の頭を地面に押し付け、自分の身體で娘を護ろうとした。しばらくすると、先に娘が、後を追うように母親が息絶えた。

森村氏は、取材に対して次のように話した。 毒ガス実験について言えば、當時、毒ガス室の外に立ち、ストップウォッチを握り、母と娘が息絶える時間を計る兵士がいた。その兵士は、當時の様子を振りかえり、涙を流し、両手のこぶしを握りしめていた。彼にも妻と息子?娘がいるが、冷靜に母と娘が息絶える時間を計測したという。人間がそんなことをできるなど信じられるだろうか?元兵士が當時を振り返った瞬間、彼に人間性が戻ってきた。

終戦後、兵士らはやっと人間に立ち戻った。彼らの多くは、戦後癥候群を患った。戦爭が終わって初めて、彼らは、自分たちが戦爭中に行ったことが、悪魔の行為そのものだと認識した。ほとんど全員が反省した。戦爭は、人間を精神的に人間でなくならせる。人間は戦爭中、非人道的な精神世界を構築するようになる。

森村氏は、著書の中で、「私たちも、七三一部隊の延長線上に立っている。再び戦爭が始まるようなことがあり、同じ狀況に立たされれば、當時の彼らと同じような殘酷極まる悪魔の行為をする恐れがある」と読者に警告を発している。


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