ユネスコ（國連教育科學文化機関）の公式ウェブサイトは9日、2014-2015年度に新しく登録する「世界記憶遺産」リストを公表、中國が申請していた南京大虐殺の資料の登録が決定した。今回登録が決まったのは、ヨーロッパ最古の手稿パピルス紙、アジア?アフリカ會議の資料など47文獻。人民網(wǎng)が伝えた。

中國は2014年3月30日に南京大虐殺の資料をユネスコの世界記憶登録委員會専門家グループ並びに國際諮問委員會専門家グループの審議に申請し、最終的に承認を受け事務(wù)局長が発表した。中國の張秀琴ユネスコ大使は、「ユネスコのボコヴァ事務(wù)局長は9日、中國が申請していた南京大虐殺の資料がユネスコ世界記憶遺産に登録されたと発表した。これは中國が保存する南京大虐殺の資料がユネスコに認められたということを意味するとともに、この資料の信ぴょう性と獨自性が認められたことを意味し、文獻保存の整合性に最高の賛辭が贈られたということであり、世界的に意義のあることだ」と述べた。

これまで伝統(tǒng)音楽の録音資料や清朝內(nèi)閣の秘蔵資料、トンパ古代文學、「本草綱目」、「黃帝內(nèi)経」など中國の文獻9件が世界記憶遺産として登録されている。

ユネスコは1992年から世界記憶遺産事業(yè)を主催し、劣化や消失、破壊されつつある世界中の文獻記録を國際協(xié)力と最善の技術(shù)によって保全し、人類の記憶をより鮮明に殘していくことが目的だ。（編集JK)

「人民網(wǎng)日本語版」2015年10月10日