北京三里屯にあるユニクロ店舗の試著室で発生したわいせつ行為により、ユニクロは批判の矢面に立たされた。そんなユニクロが、このほどオーストラリアの店舗で、新たなショッピング體験を提供し始めた。ハイテク手段により脳波を測定し、買い物客の選択を手伝う。近い將來、伝統(tǒng)的な試著室が歴史と化すかもしれない。広州日報が伝えた。
ユニクロはオーストラリアで、「Umood」と呼ばれるスマートセレクトシステムを発表した。同システムは買い物客の気分に応じ、服のデザインと色を推薦する。同システムの利用者は、イヤホンのようなセンサーを使用し、パネルの方を向く。パネルは森の中で読書する女性、貓、ダンスをする男性、桜吹雪などのシーンを映し出す。いずれの動畫も10種類以上の異なるムードを演出する。その過程において脳波が記録される。システムはその後、脳の反応を興味、好み、集中、プレッシャー、眠気といった5大指標で反映する。そのすべてに対応するプリントTシャツ「UT」があり、600種のTシャツの中からお勧めの1著を選び出す。
アパレル業(yè)界の関係者である劉氏は取材に対し、「売り手はこの新技術(shù)を使うことで短時間內(nèi)に買い物客の需要を特定し、脳波の情報に基づき最も適した衣料品を選択することができる。時間を節(jié)約すると同時に、買い物客の商品に対する満足度を高めることができる」と指摘した一方で、「多くの買い物客はショッピングを楽しみに來ている。彼女たちは數(shù)多くの商品の中から、自分に適したデザインを選ぶことで、満足感を得る。脳波で商品を選ぶだけならば、この満足感は大幅に損なわれる。そのためハイテクの活用は、良いことばかりとは限らない」と懸念を示した。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年10月27日
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