米國(guó)務(wù)省は12日、米國(guó)が國(guó)連教育科學(xué)文化機(jī)関（ユネスコ）からの脫退を決定したことを発表した。関連條項(xiàng)に基づき、米國(guó)は2018年12月31日より正式に脫退する。新華社が伝えた。

米國(guó)務(wù)省が同日発表した聲明によると、ユネスコ脫退の理由は、ユネスコ予算分擔(dān)費(fèi)の滯納額の増加、機(jī)関の運(yùn)営実態(tài)や反イスラエル的な姿勢(shì)への懸念が主としている。

2011年10月末、ユネスコ総會(huì)で行われた採(cǎi)決で、パレスチナが正式加盟したことを受けて、米國(guó)とイスラエルは分擔(dān)金の拠出を停止した。分擔(dān)金の滯納額が膨らんだことにより、ユネスコは2013年11月、米國(guó)の総會(huì)における投票権を停止させた。ユネスコが公開(kāi)したデータによると、米國(guó)の拠出金はユネスコ予算の分擔(dān)率では約22％を占めていたが、投票権停止時(shí)にはその滯納金は2億2千萬(wàn)ドル（約220億円）にまで膨らんでおり、ユネスコは深刻な資金不足に陥っている。

実際のところ、米國(guó)がユネスコを脫退するのは今回が初めてではない。1984年のレーガン政権時(shí)に、機(jī)関內(nèi)の腐敗や不適切な財(cái)政管理などを理由に同機(jī)関の脫退を宣言しており、その後、米國(guó)は2003年になってようやくユネスコに復(fù)帰した。

ユネスコは1946年に正式に設(shè)立した機(jī)関で、世界各國(guó)の國(guó)民の教育、科學(xué)、文化の協(xié)力と交流を通じて、國(guó)際平和と安全の促進(jìn)に貢獻(xiàn)している。（編集YK）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2017年10月13日