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2017年11月8日  
 

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第8回翻訳理論と実踐國際シンポジウム開催 北京市

人民網(wǎng)日本語版 2017年11月08日08:25

中國翻訳協(xié)會(huì)と北京第二外國語大學(xué)が共催し、北京第二外國語大學(xué)日本語學(xué)院が運(yùn)営する「第8回翻訳理論と実踐國際シンポジウム及び2017年全國日本語MTI(通訳翻訳修士課程)建設(shè)フォーラム」が5日、北京市で開催した。今回のシンポジウムでは、中國全土の大學(xué)日本語翻訳人材育成體制構(gòu)築過程において、注目を集める問題點(diǎn)について研究討論することをその主旨としており、中國全土の大學(xué)における日本語翻訳専門學(xué)科の開設(shè)及び翻訳教育理論體制の構(gòu)築と発展を共に推進(jìn)していくことを目指している。人民網(wǎng)が伝えた。

今回のシンポジウムでは中日両國の専門家を招待し、「MTI育成プランとカリキュラム體系研究」や「MTI翻訳通訳トレーニングモデル、品質(zhì)、管理とその評価の研究」、「MTI教育におけるICT(情報(bào)通信技術(shù))の応用及び研究」、「MTI実踐教育と人材市場」等の議題をめぐって討論が行われた。

北京第二外國語大學(xué)の邱鳴副校長はシンポジウムの開幕セレモニーで、翻訳學(xué)科の設(shè)立と2007年にMTI授業(yè)が開設(shè)されてからの10年間の発展を高く評価し、そのあいさつの中で、「日本語教育のレベルをどのようにして高め、教育內(nèi)容と形式をどのようにして作り上げ、MTI翻訳人材の育成をどのようにして體系化するかが、今後引き続き注力して検討していきたい課題だ。日本語教育の経験と成果を業(yè)界の専門家や學(xué)者たちと共有?交流するための場にしたい」とした。

北京第二外國語大學(xué)日本語學(xué)院の楊玲院長は、MTIテーマフォーラムの司會(huì)を務(wù)めるとともに、MTIの沿革と発展?fàn)顩rについて紹介した。翻訳専門學(xué)科の開設(shè)と発展において、現(xiàn)在直面している様々な問題について専門家たちとディスカッションを行った。

対外経済貿(mào)易大學(xué)の王立非教授は、「言語サービスとMTI教育の現(xiàn)狀分析と思考」をテーマに、現(xiàn)在の中國言語サービスとMTI教育発展?fàn)顩rを重點(diǎn)的に分析し、「一帯一路」(the Belt and Road)における言語サービス市場の人材やサービス、資本に対する需要がすでに形成されている背景を踏まえた上で、言語サービス分野において「中國における『一帯一路』言語サービスの戦略計(jì)畫が統(tǒng)一されていない」や、「言語サービス業(yè)界への參入基準(zhǔn)がない」、「言語サービスの品質(zhì)基準(zhǔn)がない」、「言語サービスが一帯一路の海外進(jìn)出政策の要求にマッチしていない」といった問題點(diǎn)を指摘した。そして王教授はMTI教育の品質(zhì)に対し、進(jìn)めている調(diào)査研究を基礎(chǔ)として、自身の考えや提案を述べ、「大學(xué)は従來型の翻訳人材育成の理念を捨て、翻訳人材育成のみならず、ダイバーシティーに富んだ『外國語プラスアルファ』の複合型言語サービス人材の育成が要となってくる。そのため、言語サービス専門學(xué)科増?jiān)O(shè)の検討を提案する。一部の大學(xué)で試験的に取り入れ、ある程度経験を積んでから展開していき、複合性?応用性?革新性?創(chuàng)業(yè)性の4つが一體となった言語サービスカリキュラム體系の構(gòu)築、また良質(zhì)で優(yōu)れたカリキュラム、特に実踐とトレーニングのカリキュラムを構(gòu)築していくことが必要だ」とした。

日本杏林大學(xué)大學(xué)院の塚本慶一教授はシンポジウムで日本の翻訳市場の現(xiàn)狀を紹介した上で、「通訳人材は責(zé)任感?向上心?好奇心等の素養(yǎng)を備えるべき」と指摘し、「今後大學(xué)で翻訳教育を進(jìn)めていく上で、市場のニーズをより參考にし、翻訳できるだけでなく、良質(zhì)な翻訳ができる人材の育成が必要。AI技術(shù)の出現(xiàn)は、翻訳教育と翻訳業(yè)界に非常に大きな衝撃を與えただけでなく、大きな挑戦を強(qiáng)いられている。そのため、こうした現(xiàn)狀に対応するため、どのように翻訳教育レベルを向上させ、良質(zhì)な通訳人材の育成をしていくかという點(diǎn)が業(yè)界內(nèi)で真剣に考えて行くべき課題だ」とした。

臺(tái)灣輔仁大學(xué)クロスカルチャー研究所の楊承淑所長は、大學(xué)でどのようにして市場のニーズにより合わせた産學(xué)協(xié)力を進(jìn)めていくかという點(diǎn)について、輔仁大學(xué)において実踐している経験を紹介した。同大學(xué)クロスカルチャー研究所は3年前から積極的に大學(xué)が市場進(jìn)出するためのルートを模索している。3年にわたる調(diào)査研究の結(jié)果、國際市場とのドッキングに成功し、國際醫(yī)療翻訳と通訳関連産業(yè)研究協(xié)力プロジェクトが展開されている。日本の醫(yī)療専門人材向けの特別育成カリキュラムを構(gòu)築し、専門適用型人材を多數(shù)育成し、成功の道を切り開いた。楊所長は、「現(xiàn)在、大學(xué)の翻訳専門學(xué)科開設(shè)において、その同質(zhì)化が深刻で、カリキュラム設(shè)定や授業(yè)內(nèi)容のほとんどが従來のままで革新に欠けている。大學(xué)が體制による制限から飛び出し、差別化や品質(zhì)向上による発展の路線を模索しようとするならば、市場ニーズを見定め、その専門と産業(yè)をつなぎ合わせていく必要がある」とした。

中日同時(shí)通訳界の専門家である蔡院森氏は、第一線で活躍する通訳者の視點(diǎn)から、今後の大學(xué)における日本語學(xué)科開設(shè)に対する見解と意見を述べた。蔡氏は自身の実踐と経験を踏まえた上で、「翻訳専門教育は、更なる基礎(chǔ)教育の強(qiáng)化が必要。老子の『授人以魚不如授人以漁(人に魚を與えれば一日で食べてしまうが釣りを教えれば一生食べていける)』という言葉のとおり、學(xué)生に學(xué)習(xí)方法を?qū)Wばせることで、學(xué)生の學(xué)習(xí)能力育成も行うべきだ。翻訳専門の學(xué)生たちは、自分の言語資料データベースを作り、日常的な學(xué)習(xí)や実踐の中で得た情報(bào)をそこにストックし続ければ、日本語學(xué)習(xí)レベルの向上だけでなく、仕事の効率アップにも大いに繋がるだろう」とアドバイスした。(編集TK)

「人民網(wǎng)日本語版」2017年11月8日


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