2年以上にわたり軌道上を飛行している宇宙実験室「天宮2號(hào)」では、これまでに多くの宇宙科學(xué)と応用実験を?qū)g施してきた。その中には中國(guó)初の「種から種を収穫する」という宇宙高等植物培養(yǎng)実験も含まれており、宇宙における植物培養(yǎng)技術(shù)の発展や宇宙空間での人類(lèi)の長(zhǎng)期的な生存を保障するための試みにおいて、また新たな1歩を踏み出したことになる。新華網(wǎng)が伝えた。

プロジェクト責(zé)任者で中國(guó)科學(xué)院生理生態(tài)研究所の鄭慧瓊研究員によると、「高等植物は宇宙空間生態(tài)?生命保障系統(tǒng)のカギとなる要素。どうやって植物を使い、宇宙で穀物や野菜を生産し、人類(lèi)が宇宙に長(zhǎng)期滯在する際の需要に対応するかが、有人宇宙飛行にとって解決すべき重要な學(xué)問(wèn)の1つとなっている」とした。

2016年11月18日に有人宇宙船「神舟11號(hào)」と共に地上に帰還した一部植物サンプルを除き、ほとんどの植物サンプルは今も「天宮2號(hào)」に殘されている。研究者たちは、地上からの遠(yuǎn)隔操作で、宇宙空間に置かれたインキュベーターの溫度管理と水やりを行い、シロイヌナズナとイネの培養(yǎng)を行い、見(jiàn)事開(kāi)花と結(jié)実という結(jié)果を得ることができた。これにより「種からの発芽させ、種を収穫する」という全過(guò)程を完了させた中國(guó)初の宇宙植物培養(yǎng)実験となった。

宇宙空間では植物の開(kāi)花は遅れ、成長(zhǎng)もゆっくりになるが、衰えるスピードもゆっくりになり、植物の壽命が目立って長(zhǎng)くなる。日照時(shí)間が長(zhǎng)い場(chǎng)合、シロイヌナズナは地上よりも65日間その壽命が延び、短い日照時(shí)間から長(zhǎng)くなった場(chǎng)合、植物は地上よりも456日間その壽命が延びることになる。宇宙ではイネの第一葉と第二葉も地上よりもその衰えるスピードがゆっくりになるという。（編集TK）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2018年9月30日