――ブラックホールさん、あなたは本當(dāng)に黒いのですか?
【ブラックホール】外側(cè)は黒いのですが、中は黒くないかもしれません。
ブラックホールは底なし沼のようなもので、「足が速い」として有名な光であってもそこから出ることはできない。しかし科學(xué)者の故スティーブン?ホーキング氏は、ブラックホールは想像されるほど暗くなく、その中から逃げ出すこともできると推測(cè)した。
沈氏は「寫真を見(jiàn)ると、ブラックホールの勢(shì)力範(fàn)囲の中は確かに真っ暗だが、その範(fàn)囲の中にある質(zhì)量が非常に大きく體積が非常に小さな天體がどんな色をしているかについては、寫真ではまだはっきりしない」と述べた。
ブラックホールに飲み込まれたものに、SF映畫が想像するような「脫出ルート」があるかについて、路氏は「まだ分からない。寫真で目にすることができず、ないかもしれない」と述べた。
――物理の教科書の一部の理論は時(shí)代遅れになったそうですが?
【ブラックホール】喜ぶのはまだ早いですよ。
科學(xué)者は2016年、人類が2015年に初めて観測(cè)した重力波のデータを分析した後、ブラックホールの周辺では一般相対性理論が通用しないとしたが、これは本當(dāng)だろうか。
ブラックホールの初の寫真は、この謎を明らかにした。袁氏は「ブラックホールの寫真が撮影されるまえ、科學(xué)者は一般相対性理論に基づき、ブラックホールの周辺の暗いエリアと光の輪の構(gòu)造を正確に計(jì)算した。ブラックホールの寫真を撮影した後、実際の狀況が計(jì)算結(jié)果と一致することが分かった。観測(cè)結(jié)果も、一般相対性理論を?qū)g証した」と述べた。
しかし沈氏は、現(xiàn)時(shí)點(diǎn)ではブラックホールの內(nèi)側(cè)を目にすることができないため、そこの法則が人類の物理の法則と食い違うかについては不明と話した。
――人類が待ちに待った寫真が撮影されましたが、その後はどうなるのでしょうか?
【ブラックホール】私が宇宙で最も凄まじい存在であるかを知りたくないのですか?
袁氏は「ブラックホールの初の撮影は、人類がブラックホールを認(rèn)識(shí)する歴史的な一歩を踏み出したに過(guò)ぎない。今後は観測(cè)する望遠(yuǎn)鏡の數(shù)、分解能を増やしていく。さらには宇宙空間でより解像度の高い望遠(yuǎn)鏡を作る可能性も否定できない」と話した。
沈氏は「詳細(xì)な點(diǎn)がよりはっきりした、角度がより多様なブラックホールの寫真を短時(shí)間內(nèi)に撮影し、いつの日か宇宙で體系的なブラックホールの調(diào)査を展開(kāi)したい。これは一般相対性理論など、人類の基礎(chǔ)的な科學(xué)の理論をさらに検証するのに役立つ。またブラックホールがどのような存在であるのか、銀河の中心の壯大な渦はどのように形成されるのか、宇宙はどれほど大きいのか、いかに形成され、いかに変化していくのかを突き止める一助になる」と述べた。
「我々はどこから來(lái)たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか」という人類の「究極の3つの問(wèn)い」の答えは、あなたの所にあるのだろうか。
今後に期待しよう。
(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年4月11日