北海道釧路市阿寒湖の近くでは毎年夏から秋にかけて、中國(guó)人にとっては馴染み深い水の中の生き物であるザリガニを捕りにくる人がやって來(lái)る。しかし、地元の人々は食べるためにザリガニを捕っているのではない。こうした外來(lái)生物の分布拡大を厳しく規(guī)制し、湖の生態(tài)系破壊防止に努めているのだ。湖の中にカゴを入れると、毎回あっという間に數(shù)十キロ分のザリガニを捕ることができる。重慶時(shí)報(bào)が伝えた。
ザリガニの學(xué)名は「Procambarus clarkii」。米國(guó)原産で、1930年に米國(guó)の商船に乗って日本に移入してきた。食料として大量に消費(fèi)するため、人工養(yǎng)殖に頼るしかない中國(guó)の狀況を除き、ザリガニはその他の國(guó)?地域では驚くほどの繁殖スピードを見(jiàn)せており、現(xiàn)地の生態(tài)系に被害を與える外來(lái)生物の代表となっている。
毎年5月から11月までがザリガニの捕獲時(shí)期となっており、釧路市の子供もときどき捕獲を手伝っている。ザリガニの繁殖スピードはとても速いため、1980年代に同市の自治體は漁師にザリガニの捕獲許可を出し、毎年約4トン捕獲されている。
しかし、ザリガニの繁殖スピードは速すぎるため、捕獲という方法だけで完全に駆除することはできない。そのため、同市の大學(xué)、農(nóng)業(yè)研究所などがザリガニの繁殖習(xí)慣、習(xí)性についての観察を行い、より科學(xué)的な駆除方法を確立している。阿寒湖にとどまらず、日本のその他の大きい湖にもザリガニが出現(xiàn)した形跡があるという。
阿寒湖で捕獲したザリガニの中で、その一部は東京などの大都市へ送られて食材となる。しかし、その數(shù)量はかなり少なく、ザリガニの販売収入が漁師の総収入に占める割合はわずか4%で、誰(shuí)もがザリガニ販売に対して興味を示していない。
それでは余ったザリガニはどのように処理されるのかというと、そこで余ったザリガニは漁師によって足で踏み潰され、肥料にするという形で処分されることになる。ザリガニ駆除の業(yè)務(wù)はずっと続いており、一定の効果を得ている。2010年にはザリガニの捕獲?処理數(shù)は約10萬(wàn)匹だったが、2016年には3萬(wàn)6千匹にまで減少した。(編集YK)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2017年9月20日
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