朝鮮中央通信の23日付報(bào)道によると、朝鮮の最高指導(dǎo)者?金正恩氏はロシアのプーチン大統(tǒng)領(lǐng)の招待で近く同國を訪問し、プーチン大統(tǒng)領(lǐng)と會談する。予定される朝露首脳會談について朝鮮政府メディアが報(bào)じたのは初めてだ。新華社が伝えた。
朝米対話が再び膠著狀態(tài)に陥ったこの時(shí)期の朝露首脳會談開催について、朝鮮側(cè)にはロシア側(cè)から政治的?経済的支援を引き出す狙いがあり、ロシア側(cè)も朝鮮半島問題で影響力を強(qiáng)めたい考えがあると分析される。
復(fù)旦大學(xué)朝鮮韓國研究センターの鄭継永センター長は「金正恩氏は中國を4回訪問し、韓國の文在寅大統(tǒng)領(lǐng)と3回會い、米國のトランプ大統(tǒng)領(lǐng)と2回會った。朝鮮外交全體にとって、最も解決すべきは朝鮮半島問題と最も関わりのある國との関係だ。朝露首脳會談をこの時(shí)期に開催するのには、朝鮮側(cè)には政治?外交的にロシア側(cè)の支持を引き出して、現(xiàn)在の朝米対話の膠著狀態(tài)を打開したい考えがある。ロシア側(cè)もこれを機(jī)に、朝鮮半島問題において軽視できない自らの存在感と重要性を米國に示す意図がある」と指摘する。
中國社會科學(xué)院アジア太平洋とグローバル戦略研究院の王俊生副研究員は「昨年ロシア側(cè)は金正恩氏の訪露を繰り返し招請したが、米露関係や當(dāng)時(shí)の朝米の連動などの要因を考慮して、実現(xiàn)することはなかった」と指摘。金氏がこの時(shí)期に訪露を選択した大きな理由として、次の2つを挙げる。
(1)朝米対話が膠著狀態(tài)に陥ったことと一定の関係がある。昨年以來朝鮮外交の重心は朝米関係だったが、今年2月のハノイでの朝米首脳會談が物別れに終わったことで、朝鮮は米國に失望した。この時(shí)期の訪露には「朝鮮にはロシアカードもある」とのメッセージを米側(cè)に伝える意図もある。
(2)朝鮮経済の発展を考えてのものでもある。國際制裁が緩和されない中、ロシア側(cè)から経済的支援をもっと引き出し、朝露協(xié)力を発展させたいのだ。
露朝は伝統(tǒng)的に友好関係にあり、ハイレベル往來の強(qiáng)化、二國間関係の強(qiáng)化?発展は両國の利益にかなう。これは朝鮮半島問題の政治的解決の推進(jìn)に資し、地域各國の利益にかなう。
非核化をめぐり米國との溝が埋めがたく、対話が停滯する中、朝鮮は今回の會談を利用して朝鮮半島の平和プロセスにおいてさらに多くの主導(dǎo)権を握り、示すことを望んでいる。ロシアは朝鮮半島問題における自らの影響力の強(qiáng)化を望んでいる。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年4月24日