米國が経済貿易摩擦を仕掛けるのは中米両國及び世界全體の利益にならない。中米両國は國際貿易を通じて、すでに互いに融合して切り離せない緊密な経済関係を形成しており、米國が経済貿易摩擦を仕掛けるのは中米両國の利益にならない。昨年末以降、中米の二國間貿易はある程度減少し、中國の対米直接投資と米國の対中投資の伸び率も減速した。米國が輸入する中國製品には大量の消費財が含まれ、関稅率引き上げによる稅負擔は最終的に米國の消費者が負擔することになる。中國では多くの輸出企業(yè)が米國企業(yè)であり、米國が経済貿易摩擦を仕掛けることで、関係する米國企業(yè)も打撃をこうむる。また、米國が獨斷専行で経済貿易摩擦を仕掛けることは、回復途上の世界貿易にも悪影響をもたらす。すでに昨年、世界貿易の回復基調は斷ち切られ、貿易の伸び率は減速した。世界貿易機関(WTO)は今年の世界貿易の成長率予測について依然悲観的だ。國際通貨基金(IMF)、世界銀行、経済協(xié)力開発機構(OECD)などの國際機関はいずれも、保護貿易主義は世界の貿易と経済に巨大な不確定性をもたらし、回復途上の世界貿易に打撃を與え、グローバル?バリューチェーンも破壊すると警告する。米國が経済貿易摩擦を仕掛けることは全世界の利益にならず、人々の支持を得られず、さらに強烈な反対に遭うのは必至だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年6月18日