韓國大統(tǒng)領(lǐng)府の金有根國家安保室第1次長による22日の記者発表會

外國メディアの報道によると、韓國大統(tǒng)領(lǐng)府の金有根國家安保室第1次長は22日、日本との「軍事情報包括保護協(xié)定」（GSOMIA）を延長しないことを正式に対外発表した。日韓両國にとって第2次大戦終結(jié)以來初の、そして唯一の軍事協(xié)力協(xié)定の破棄という韓國側(cè)の行動は、米日韓三か國で強烈な反響を巻き起こした。日韓関係、米日韓安全保障同盟、及び北東アジアの安全保障情勢に軽視できない影響が生じるのも必至だ。（文：季澄?軍事科學院外國軍事研究所。中國軍網(wǎng)掲載）

■対抗激化の直接的結(jié)果

日韓の二國間軍事?安全保障協(xié)力の初の模索及び試みであったGSOMIAの終了という韓國側(cè)の決定は、この分野における両國協(xié)力の「完全な頓挫」を宣告するものとなった。これに対して日本政府側(cè)は極めて大きな「遺憾の意と理解不能」を表明した。河野太郎外相は韓國側(cè)の決定を現(xiàn)在の地域安全保障環(huán)境を「完全に見誤ったもの」として、韓國の駐日大使に抗議した。日本政府內(nèi)からも韓國側(cè)の行為に「極めて強い遺憾の意」を表し、日本側(cè)として関係する情報の収集?判斷能力を強化するとの聲が挙がった。日本メディアは韓國側(cè)の行為について、朝鮮問題での日米韓三か國による將來の協(xié)力に影響を與えるとの見方で一致している。実は韓國國內(nèi)でも政府の決定に対して著しい意見の相違がある。

「共に民主黨」に代表される與黨は日本とのGSOMIA終了に理解と支持を表明し、「自由貿(mào)易の問題で日本側(cè)が韓國側(cè)に不公正な待遇を與えたことが、今日の局面を招いた」と指摘。一方、野黨「自由韓國黨」は「今回の政府の行動は國家安全保障上の利益を考慮してのものではなく、國內(nèi)の反日感情を利用して自らの支持率を高める狙いがある」としている。韓國の國家安全保障顧問を務(wù)めた趙太庸氏も「政府の決定は日本側(cè)に圧力を加える効果を得られないばかりか、逆に國家自體の安全を脅かす」と指摘する。