新型コロナウイルスの米國(guó)での急速な感染拡大を前にして、一部の米國(guó)の政治屋やメディアは、救命ではなく、責(zé)任を人になすりつけることに注目している。( 人民網(wǎng)特約評(píng)論員?人民網(wǎng)に掲載)
メディアが先ごろ暴露した57ページにも及ぶ共和黨の文書は、いかにして感染拡大の責(zé)任を中國(guó)になすりつけるかを詳細(xì)に手ほどきするものだった。その核心的重點(diǎn)を最も體現(xiàn)していたのは、おそらく「感染の爆発的拡大はトランプ大統(tǒng)領(lǐng)のミスによるものかと聞かれた場(chǎng)合」についての項(xiàng)目だろう。共和黨員は、大統(tǒng)領(lǐng)が中國(guó)への渡航禁止令を発令したことを強(qiáng)調(diào)する以外は、「ほかに大統(tǒng)領(lǐng)を弁護(hù)するようなことは言わず、直接中國(guó)を非難すればそれでいい」と告げられていた。
これほど簡(jiǎn)単で粗暴な言葉を選んで書かれているこの項(xiàng)目には、感染拡大を前にした時(shí)に、米國(guó)の一部の政治家が科學(xué)を重視せず、証拠を無視し、世論を混亂させ、民意を愚弄しようとしていることがはっきりと表れている。
現(xiàn)在、米國(guó)は世界で感染拡大が最も深刻な地域であり、感染者數(shù)は100萬人を超え、死者數(shù)は8萬人に迫っている。感染拡大初期に米國(guó)政府の対応が混亂していたという情報(bào)が次々と伝わるにつれて、また米國(guó)の感染拡大狀況に対する社會(huì)の理解が深まるにつれて、一部の政治家が責(zé)任を外部になすりつけて民意を味方につけようとしても、それは真実を知りながら自他ともに騙すような行為になるのは明らかだ。
この歴史的な危機(jī)にあって、米國(guó)社會(huì)では連日、多くの疑問が呈され、反省の機(jī)運(yùn)が高まっている。各方面が注目しているのは、感染を食い止めるためのチャンスが2ヶ月以上もありながら、なぜ米國(guó)は感染癥に対応するための準(zhǔn)備を整えることができず、予防?抑制がことごとく受け身になってしまったのかという點(diǎn)だ。
科學(xué)誌「サイエンス」は、「米國(guó)の感染癥対応は『支離滅裂でひどく混亂している』。しかも政治家が発する『相互に矛盾する情報(bào)』によってかき亂されている」と指摘。また、米國(guó)の感染予防?抑制が不十分な理由について、ニューヨーク大學(xué)ランゴーン醫(yī)療センターのアーサー?カプラン教授は、「米國(guó)が直面している脅威に対するホワイトハウスの対応は厳粛さに欠ける」ためであり、「自由市場(chǎng)を信奉する保守派は科學(xué)よりもイデオロギーを優(yōu)先し、全國(guó)的な感染拡大に対して有効な対応をすることができない」ためだと分析した。
科學(xué)研究で飛躍的成果があげられていない今は、國(guó)際社會(huì)が団結(jié)し、協(xié)力することが、各國(guó)が感染癥対策を行う際に最も頼りになる有効な『ワクチン』となる。ウイルスに國(guó)境はない。責(zé)任を人になすりつけても、それは自分で自分を欺く行為にすぎず、ウイルスに対抗する『ワクチン』にはならない。むしろ政治ウイルスと呼んだほうが適切だろう。(編集AK)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年5月9日