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老舗中醫(yī)薬店が「クコ入りカフェ?ラッテ」? 「養(yǎng)生」に注目する中國の若者

人民網(wǎng)日本語版 2020年08月19日16:27

「クコ入りカフェ?ラッテは、クコをやわらかくなるまで煮て、つぶして液狀にし、コーヒーの中に入れている。肝臓や腎臓によく、夜更かしをする日が多い人にとってはいい選択肢となっている」と説明するのは、「同仁堂知嘛健康」のスタッフ。1669年創(chuàng)業(yè)の中醫(yī)薬専門店?同仁堂が最近、名前を聞いただけでも「體にいい」と感じる「中醫(yī)薬コーヒー」を突然打ち出した。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

北京市朝陽區(qū)雙井の近くにある「同仁堂知嘛健康」店內(nèi)でコーヒーやドリンクを飲む女性ら (撮影?侯宇) 。

「クコ入りコーヒー」を飲んで夜更かししても健康に

クコ入りカフェ?ラッテ、脾臓や胃にやさしいアメリカン?コーヒー、益母草&ローズ入りカフェ?ラッテ、むくみが取れる桂花&蜜煮小豆カプチーノなど、その名前を聞くだけで「ヘルシー」と感じるのではないだろうか?同仁堂コーヒーショップのバリスタ?李勝利さんは、「バリスタになって何年にもなるが、同仁堂に來てからは、中醫(yī)薬という観點(diǎn)からコーヒーを考え、內(nèi)風(fēng)(めまい、しびれなどが生じる病証)を鎮(zhèn)め、痛みを止めるために、コーヒーにクコや陳皮(熟したミカン科のマンダリンオレンジの果皮を干したもの)、ニッケイなどの中醫(yī)薬を入れ、元?dú)荬颏膜薄⒔】丹虼龠M(jìn)することを意識(shí)するようになった」と話す。

しかし実際には、中醫(yī)薬とコーヒーを融合させた商品は、同仁堂が「やるなら本格的に」をモットーに行う業(yè)界の垣根を越えた取り組みの氷山の一角に過ぎない。

北京市朝陽區(qū)の同仁堂?知嘛健康壹號(hào)店の1階では、ヘルシーなスープ?お粥、西洋風(fēng)ケーキ?パン、ツバメの巣などのパッケージ商品が販売されている。2階は伝統(tǒng)的な中醫(yī)薬専門店で、受付?問診?調(diào)剤?販売などのサービスが提供されている。

北京市朝陽區(qū)雙井の近くにある「同仁堂知嘛健康」の店內(nèi)で中醫(yī)薬を調(diào)合するスタッフ (撮影?侯宇) 。

同仁堂知嘛健康のブランドPR擔(dān)當(dāng)者?蘇小航さんによると、コーヒーは、同仁堂の垣根を越えたコラボの主要な部分というよりは、コーヒーや日用消費(fèi)財(cái)(FMCG)を活用して一人でも多くの客に來てもらい、健康體験スペースを構(gòu)築するのが狙いだという。

「従來の同仁堂なら、多くの人は、病気になった時(shí)に來て診察を受け、薬を調(diào)合してもらい、脈を診てもらって帰ることを連想する。でも今後は、醫(yī)食同源に基づき、食療を通して體の不調(diào)を解決し、総合的な健康の分野での取り組みを行っていきたい」と蘇さんは語る。

大手企業(yè)が垣根を超えて「養(yǎng)生」の分野に參入

「パンクは若者の遊びで、養(yǎng)生は中高年が考えること」。多くの人は、クラブで遅くまで踴らなければ青春が臺(tái)無しになってしまうと考えているようだ。だが、背中が曲がってしまう若者や生え際がどんどん後退する若者、健康診斷の各數(shù)値が基準(zhǔn)以上の若者が増えており、「養(yǎng)生」の低年齢化が今、大きな話題となっている。

ある機(jī)関が最近発表した「若者の養(yǎng)生消費(fèi)動(dòng)向報(bào)告」によると、現(xiàn)在、90後(1990年代生まれ)の9割以上が「養(yǎng)生」の意識(shí)を持っており、90後の半數(shù)以上が「養(yǎng)生」の道を既に歩み始めている。

「養(yǎng)生」の道を歩み始める第一歩は、もちろん手當(dāng)たり次第に買うことだ。殘業(yè)の時(shí)は「固元膏」を飲んで英気を養(yǎng)い、顔色が悪い日には「阿膠■(■は米へんに羔)」を食べ、肌が乾燥している時(shí)は「フリーズドライのシロキクラゲスープ」を飲み、抜け毛が気になる時(shí)は「黒芝麻(黒ゴマ)丸」を食べる。それらに本當(dāng)に効果があるかは別として、心理効果は確かにあると言えるだろう。

CBNDataが阿里健康、天貓家電と共同で発表した「新食尚主義」報(bào)告書によると、「伝統(tǒng)的な滋養(yǎng)強(qiáng)壯商品は、2年連続で増加ペースが20%以上に達(dá)し、ここ3年、90後がオンラインで伝統(tǒng)的な滋養(yǎng)強(qiáng)壯?健康商品を購入する中心層となっている」という。

資料畫像:夏本番の7月、甘粛省高臺(tái)県で栽培されているクコが一斉に収穫期を迎える。畫像は真っ赤なクコが一面に広げられた天日干しの様子(撮影?鄭耀徳)。

かつて高齢者専用の領(lǐng)域だった「養(yǎng)生」の分野に、近年は若者たちが仲間入りし、完全に溶け込んでいる。そして各老舗ブランドが業(yè)界の垣根を越えて、「養(yǎng)生」の分野に參入している。

今年4月、阿膠(あきょう)メーカーの東阿阿膠は、免疫力を高めるスティック包裝タイプの「東阿阿膠粉」を打ち出した。低溫真空連続乾燥技術(shù)を利用して、伝統(tǒng)的な阿膠を粉狀にしてスティックに入れているため、持ち運(yùn)びが便利で、保存もしやすい。また、お湯に入れるとすぐに溶け、他の飲み物に混ぜて飲むこともできる。

また「涼茶」で知られる飲料メーカーの王老吉は昨年、「養(yǎng)生系」ミルクティーとして、ハスの葉入りミルクティーとサトウキビ入りミルクの2種類を打ち出した?!弗撺毳匹)`はおいしいけれどカロリーが高すぎる」という問題に目を付けた商品だ。

若者のライフスタイルや養(yǎng)生の流れに合わせた商品開発に、こうしたブランドが躍起になっていることは一目瞭然だ。

しかし、老舗企業(yè)は、有名で強(qiáng)いブランド力を誇るものの、何をしても倒れることがないブランドだという意味ではない。巨額の投資をして垣根を越えた分野に參入しても、コストを全く回収することができない可能性もある。ブームが過ぎ去った後に、新しいものばかり追いかける新世代の消費(fèi)者をいかにして引き留めるかが、本當(dāng)に考えるべき課題だ。

消費(fèi)者からは、「こうした老舗ブランドが自信を持てるように、少し時(shí)間をあげよう。時(shí)代に即して発展するにしても、見捨てられるのが怖いにしても、老舗ブランドは少なくとも謙虛に學(xué)び、いろんなことにチャレンジし、進(jìn)歩し続けているのだから」という聲が寄せられている。(編集KN)

「人民網(wǎng)日本語版」2020年8月19日 

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