中國國務院共同対策メカニズムのワクチン研究開発グループのメンバーである研究者?楊暁明氏を含む専門家は22日、中國中央テレビ局(CCTV)の番組「対話」にゲストとして出演した際、「中國は7月22日から、新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を正式に開始した」と明らかにした。

中國國家衛(wèi)生健康委員會科學技術発展センターのセンター長を務め、國務院共同対策メカニズム?ワクチン研究開発グループのリーダーでもある鄭忠偉氏は番組の中で、「『ワクチン管理法』には、特に重大な公共衛(wèi)生上の緊急事態(tài)が発生した場合、國家衛(wèi)生健康委員會がワクチンの緊急使用を申請し、國家薬品監(jiān)督管理局が組織する専門家による論証と同意を経て、國家衛(wèi)生健康委員會が一定の範囲で、一定期間、ワクチンを緊急使用できると明確に定められている。その目的は、醫(yī)療関係者や防疫関係者、出入國管理関係者、都市の基本的運営を保障するための人員など、特定の人々をまず対象にして免疫バリアーを作り、都市全體の運営を安定して行うためだ」と説明した。

ワクチンの第3期臨床試験で2萬人以上に投與

ワクチンを市場で販売して大規(guī)模な接種を始めるための重要な一歩となるのが、ワクチンの第3期臨床試験だ。中國醫(yī)薬集団の董事長を務める楊暁明氏によると、中國が開発した不活化ワクチンの國際臨床試験（第3期）のアラブ首長國連邦（UAE）における始動セレモニーが6月23日、北京?武漢?アブダビの3ヶ所を結ぶオンライン會議の形式で行われた?，F(xiàn)時點で2萬人以上に投與され、いくつもの「世界初」を記録している。安全性は高く、有効性は現(xiàn)在観察中だ。治験登録も予想以上の速さで進んでおり、期待できるという。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2020年8月24日