最長137億光年先を探査し、感度はドイツを10倍、米國を3倍上回る。さらには「月から電話がかかってきても、ここではっきり聞こえる」。貴州省平塘県に位置する「中國天眼」は現(xiàn)在、世界最大の単一口徑の、感度が最も高い電波望遠鏡だ。これは間違いなく大國を代表する製品だ??萍既請螭瑏护à?。
「中國天眼」は2016年9月25日に完成した。一般的には、世界の従來型の大型電波望遠鏡の調(diào)整期間は4年以上だが、「中國天眼」は前倒しで調(diào)整任務(wù)を完了した。全體的な性能が安定的で信頼性が高く、そして調(diào)整段階で多くの価値ある科學(xué)の成果を上げた。うち146個の優(yōu)良パルサー候補體(102個が確認済み)を探査し、現(xiàn)時點で世界最高精度のパルサー時間観測を?qū)g現(xiàn)するとともに、新たな反復(fù)する高速電波バーストを発見した。これらの成果はパルサータイミングアレイを利用した低周波數(shù)重力波の探査に重要な條件を提供した。同時に「中國天眼」は偏光校正を?qū)g現(xiàn)するとともに、革新的な方法を利用し銀河系の星間磁場を探査した。
主要性能が國際的なトップレベルに達したからこそ、「中國天眼」は今年1月に國による検収に合格し、正式に運営開始したのだ。
「中國天眼」の正式な運営開始後の狀況について、チーフエンジニアの姜鵬氏は「私の予想を上回り、現(xiàn)在は毎日20時間ほどの観測時間を確保できる。観測時間の長さは、科學(xué)産出の重要な保障だ。5000時間稼働するために少なくとも3?5年は必要と思っていたが、今年これが達成されるとは思わなかった。これには高い信頼性が必要だ」と述べた。
「中國天眼」が発見したパルサーは、9月中旬現(xiàn)在ですでに224個にのぼる。パルサー探査分野について、「中國天眼」はすでに世界の絶対的な一流水準に達している。
「中國天眼」は現(xiàn)在、パルサータイミングアレイ、ドリフトスキャン多科學(xué)目標サーベイなど5つの重大?優(yōu)先プロジェクトを開始している。今後3?5年にわたり、高感度の「中國天眼」は低周波重力波探査、高速電波バーストの起源、星間分子などの先端方向で進展を?qū)g現(xiàn)する可能性がある。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年10月27日