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世界初のミオスタチンゲノム編集湖羊が誕生

人民網(wǎng)日本語版 2021年01月07日10:47

農(nóng)業(yè)専門家と畜産業(yè)者はこれまで、赤身肉が多く脂肪が少ない羊の新品種を待ち望んできた。江蘇省農(nóng)業(yè)科學(xué)院が5日に明らかにしたところによると、同科學(xué)院牧畜研究所はゲノム編集技術(shù)を用いて、世界初の筋量抑制遺伝子「ミオスタチン(MSTN)」のゲノム編集を行った湖羊が誕生した??萍既?qǐng)?bào)が伝えた。

中國では近年、羊肉消費(fèi)量が年々増加しているが、その生産量は消費(fèi)の需要を満たしていない。統(tǒng)計(jì)によると、2019年の中國羊肉消費(fèi)量は前年比3.9%増の527萬トンにのぼったが、羊肉生産量は前年比でわずか2.6%増の488萬トンだった。同時(shí)に環(huán)境保護(hù)政策が厳しくなり、中小の個(gè)人事業(yè)者が徐々に撤退し、飼育中の羊の頭數(shù)が年々減少している。羊肉の生産増は今後、主に科學(xué)技術(shù)の貢獻(xiàn)が頼りとなる。

同研究所草食動(dòng)物研究室首席専門家の曹少先研究員によると、ミオスタチンは筋肉成長の抑制因子だ。同遺伝子の自然突然変異によりベルギアン?ブルーの「ダブルマッスル」が生じ、動(dòng)物の成長ペースが上がり、ボディービルダーのように筋肉が発達(dá)するようになる。

研究者は次世代正確ゲノム編集ツール「CRISPR/Cas9」を用いて、江蘇省の特色あるヒツジの一種である湖羊のミオスタチンのゲノム編集を行った。そして2020年9月20日に世界初のミオスタチンゲノム編集湖羊が誕生し、現(xiàn)在まで5頭誕生している。うち2頭は成長が明らかに速く、生後2カ月の體重が一般的な湖羊を約25%上回っている。

湖羊は國家家畜?家禽品種保護(hù)リストに登録されている地方品種で、繁殖力が高く、高濕度や高溫の環(huán)境に強(qiáng)く、廄舎で飼育しやすいといった特徴があり、全國の主要ヒツジ飼育エリアで広く導(dǎo)入されている。交配母本または育種の素材として現(xiàn)地のヒツジの繁殖力を高めているが、その肉生産能力の向上が待たれる。ミオスタチンゲノム編集湖羊は、湖羊本來の優(yōu)れた特性を留め、體が小さく肉生産量が少ないという弱點(diǎn)を補(bǔ)う新たな道を切り開いた。(編集YF)

「人民網(wǎng)日本語版」2021年1月7日

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