中國外交部(外務(wù)?。─?2日、中國と世界保健機(jī)関(WHO)による新型コロナウイルス起源解明の合同科學(xué)調(diào)査の取り組みについて、歐州の駐中國外交官向けにブリーフィングを行った。中國とWHOの新型コロナウイルス起源解明合同調(diào)査専門家チームの中國側(cè)トップを務(wù)める梁萬年教授が狀況を説明し、質(zhì)問に答えた。歐州29か國及びEUの駐中國大使や外交官ら40人余りが出席した。中國新聞社が伝えた。
梁教授は今回の中國とWHOによる合同調(diào)査の背景、基本的プロセス、主な発見、今後の調(diào)査への提言を詳しく説明?!傅?3回WHO総會(huì)の決議採択後、中國は國內(nèi)の防疫作業(yè)の圧力を克服し、率先してWHOと起源解明の合同調(diào)査を行った。2020年7月、中國はWHOの専門家を中國に招待し、雙方は協(xié)議の上、世界規(guī)模の起源解明調(diào)査の中國部分に関する課題議定書を定めた。課題議定書に基づき、中國とWHOの國際専門家は合同専門家チームを立ち上げ、今年1月14日から2月10日まで武漢で28日間の合同調(diào)査を?qū)g施した」と述べた。
さらに、「互いの努力で、今回の合同調(diào)査は成果を挙げ、以下の主な発見と結(jié)論に至った。第1に、合同専門家チームはコウモリとセンザンコウから新型コロナウイルスのゲノム配列と高い相似性を持つコロナウイルスを発見したが、まだこれを新型コロナウイルスの直接の祖先であると証明するには至らず、他の種も潛在的な自然宿主である可能性がある。第2に、武漢初の癥例の最も早い発癥時(shí)期は2019年12月8日だ。華南海鮮市場はウイルスが集中的に確認(rèn)された場所であり、新型コロナウイルスの「増幅器」になったとみられる。第3に、華南海鮮市場閉鎖後の環(huán)境サンプルは、環(huán)境中に新型コロナウイルスの汚染が広がっており、そのうち水産物売り場が特に顕著であることをはっきりと示しており、同市場に感染者、汚染されたコールドチェーン製品、動(dòng)物、動(dòng)物製品を通じてウイルスが持ち込まれた可能性があることを示唆している。合同専門家チームは科學(xué)的評(píng)価を経て、新型コロナウイルスは中間宿主を経て人に伝わった『可能性が高く』、直接人に伝わった、またはコールドチェーン食品を通じて人に伝わった『可能性があり』、研究所を通じて人に伝わった『可能性は極めて低い』との認(rèn)識(shí)を示した」とした。
また梁教授は、「合同専門家チームは次の段階の調(diào)査について4つの提言を行った。第1に、分子、ゲノム配列、臨床、疫學(xué)、動(dòng)物モニタリング及び環(huán)境モニタリングを含む世界共通のデータベースを拡大する。第2に、世界中のさらに広い範(fàn)囲で、あり得る早期癥例を探し続ける。第3に、世界中の科學(xué)者が各國?各地で、コウモリに限定せず、ウイルスの宿主となり得る動(dòng)物種を探す。第4に、ウイルスが広まる過程におけるコールドチェーン及び冷凍食品の作用への理解を深める」とした。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年3月15日