日本の福島原発事故の処理済み汚染水の海洋放出問(wèn)題が最近、社會(huì)的に幅広い関心を集めている。こうした問(wèn)題について、生態(tài)環(huán)境部(國(guó)家核安全局)の擔(dān)當(dāng)者を取材した。
【質(zhì)問(wèn)】福島原発事故の処理済み汚染水の海洋放出という日本の決定をどう見(jiàn)るか。
【回答】日本政府は自國(guó)民の反対と國(guó)際社會(huì)の問(wèn)題視を顧みず、安全な処分方法を盡くしていない狀況下で、周辺諸國(guó)や國(guó)際社會(huì)と十分な協(xié)議をせずに、一方的に汚染水の海洋放出という決定を行った。日本の隣國(guó)であり、利害関係國(guó)である我々は、これに重大な懸念を表明する。日本政府が自國(guó)民及び國(guó)際社會(huì)に対して責(zé)任を負(fù)う姿勢(shì)で、各種の安全な処分と放出の方法について、踏み込んだ研究と論証をさらに行い、全面的かつ速やかに情報(bào)を公開(kāi)し、利害関係者と十分な協(xié)議を行った上で、慎重に決定を行うことを望む。
我々は事態(tài)の推移をしっかりと追い、海洋生態(tài)環(huán)境にもたらしうる影響について真剣なアセスメントを行い、海洋放射能環(huán)境のモニタリングを強(qiáng)化して、我が國(guó)の海洋生態(tài)環(huán)境の安全を確保していく。
【質(zhì)問(wèn)】日本の福島原発事故の処理済み汚染水を各國(guó)原発の正常稼働時(shí)の液體放出物と比較する考えがあるが、これをどう見(jiàn)るか。
【回答】日本の福島原発事故の処理済み汚染水は原発の正常稼働時(shí)の液體放出物とは本質(zhì)的に異なる。第1に発生源が異なり、第2に放射性核種の種類(lèi)が異なり、第3に処理の難度が異なる。福島原発事故の汚染水は事故後の溶融(メルトダウン)?損傷した爐心に注入した冷卻水及び原子爐に滲み込んだ地下水や雨水からなるものであり、溶融した爐心に存在する各種の放射性核種を含み、処理の難度が大きい。これと比べ、原発の正常稼働時(shí)に生じる汚染水は主として生産工程廃水、地上廃水からなるものであり、少量の核分裂性核種を含む。これは國(guó)際的に通用する基準(zhǔn)を厳格に遵守し、最良で実行可能な技術(shù)処理を採(cǎi)用し、厳格なモニタリングを経て基準(zhǔn)に達(dá)した後に計(jì)畫(huà)的に放出しており、放出量は規(guī)制値を遙かに下回っている。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年4月19日