西南政法大學(xué)人権研究院と西南政法大學(xué)非伝統(tǒng)安全研究所は近々、「新疆綿花のイメージを損なう行為を許してはならない——新疆の綿花生産に『強制労働』は本當(dāng)に存在するのか」というタイトルの調(diào)査研究報告を発表する予定だ。報告の作者である西南政法大學(xué)人権研究院の尚海明準(zhǔn)教授は、「新疆維吾爾(ウイグル)自治區(qū)の綿花生産の機械化水準(zhǔn)は、外部の人々の想像を遙かに超えている。また、綿花の収穫は、工場で働くより高収入で、多くの人が爭うようにその仕事を選んでおり、『強制労働』など全く存在しない。西洋の學(xué)者は、実際の調(diào)査や研究をほんの少しでもすれば、『新疆には大規(guī)模な強制労働が存在する』といったでたらめの結(jié)論を出すことにはならないだろう」と指摘している。環(huán)球時報が報じた。
尚準(zhǔn)教授は、「この報告をまとめることができたのは本當(dāng)に偶然。今年3月に、當(dāng)研究院は非伝統(tǒng)安全研究所と共に、新疆ウイグル自治區(qū)に足を運んで、課題調(diào)査研究を行った。それはちょうど、『新疆の綿花』が各界で注目を集めている時期で、課題グループはすぐに話し合いをして、新疆の綿花の生産狀況に関する調(diào)査研究が必要であると判斷した。約2週間かけて、阿克蘇(アクス)、喀什(カシュガル)、和田(ホータン)を訪問し、現(xiàn)地の綿花栽培農(nóng)家、収穫労働者、綿花の仲介業(yè)者、綿紡企業(yè)のほか、現(xiàn)地の県?郷の政府関係者、村民委員會の関係者などに対し聞き取り調(diào)査を行った。さらに、綿花の栽培、農(nóng)機具の狀況などの実地調(diào)査?研究を行った」と説明する。
近日中に発表される約一萬字に上るこの報告は、「新疆ウイグル自治區(qū)南部では常態(tài)化する綿花生産の機械化」、「綿花生産の機械化水準(zhǔn)向上の原因分析」、「新疆ウイグル自治區(qū)南部の人の手による綿花収穫の狀況調(diào)査」、「結(jié)論」の4つのセクションからなっている。調(diào)査研究によると、近年、生産の効率を向上させ、生産コストを削減するために、新疆ウイグル自治區(qū)南部の綿花栽培農(nóng)家は、新技術(shù)を続々と導(dǎo)入したり、新しい機械?設(shè)備を購入したりして、生産の全過程で機械化を?qū)g現(xiàn)した。うち、機械による綿花の収穫はトレンドにさえなっている。例えば、アクス地區(qū)では、2020年の綿花収穫機の保有臺數(shù)が834臺になり、機械による?yún)Х偯娣eが綿花栽培面積に占める割合は71.3%に達(dá)した。
カシュガル市阿克喀什郷の依布拉因·亜森さん宅の多機能トラクター
尚準(zhǔn)教授は、「新疆ウイグル自治區(qū)は中國の西部に位置し、その農(nóng)業(yè)の発展の水準(zhǔn)は、他の地域に比べて遅れているというのが多くの人のイメージであるものの、今回の実地調(diào)査?研究では、同自治區(qū)の綿花生産の機械化水準(zhǔn)は私たちの想像を遙かに超えていることが分かった」と話す。
毎年9月から11月にかけて、同自治區(qū)だけでなく、山東省、河南省、甘粛省といった中國各地から綿花収穫の仕事を求めて労働者がやって來る。調(diào)査研究によると、それら労働者にとって綿花収穫に従事する最大の魅力は「高収入」だ。
調(diào)査研究報告によると、通常、他地域からやって來る労働者が1日に収穫する綿花の量は100‐160キロで、一部の労働者の量は200キロにも達(dá)する。それら労働者は50日間働いただけでも、少なくとも1萬元(1元は約17.2円)稼ぐことができ、多い人なら2萬元以上に達(dá)する?!?019年新疆ウイグル自治區(qū)の國民経済?社會発展統(tǒng)計公報」によると、2019年、同自治區(qū)の住民の1人あたり可処分所得は2萬3103元。都市部の住民の1人あたり可処分所得は3萬4664元、農(nóng)村部の住民の1人あたり可処分所得は1萬3122元だった?!妇d花収穫労働者は、収穫期(9-11月)だけの収入でも、農(nóng)村部の住民の1人あたり可処分所得を超えることも可能であることは明らかだ」。
カシュガル地區(qū)岳普湖県阿洪魯庫木郷の艾孜提艾力·薩呉爾さん宅のドローン
尚準(zhǔn)教授は、「カシュガルのある綿紡企業(yè)の責(zé)任者は、『毎年9、10月になると、當(dāng)社の従業(yè)員の出勤率が低くなる。その理由は、爭うように綿花の収穫に行くからだ。綿花収穫の収入は、工場で働く収入よりもずっと多い。そのため、従業(yè)員に留まって働いてもらえるよう、皆勤手當(dāng)を上げた』と話していた。西洋の學(xué)者は、実際の調(diào)査、研究をほんの少しでもすれば、『新疆には大規(guī)模な強制労働が存在する』といったでたらめの結(jié)論を出すことにはならないだろう」と指摘する。
そして、「新疆の『強制労働』という噓は、中國と米國が爭い合っているのを背景に、一部の西洋諸國が汚名を著せることで、中國の世界における発言権を奪おうとしていることと関係がある。また、長年、西洋社會に存在する意識や偏見とも関係がある。西洋社會で突然、新疆の『強制労働』という言葉が生まれたのではなく、西洋社會で長年にわたり存在する中國の民族政策、人権の実踐に対する偏見の凝縮であり、西洋諸國の発言権をめぐる霸権爭いの表れでもある」との見方を示した。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年6月17日