連日報(bào)道されている河北省における新型コロナウイルス感染拡大に、中國全土の人々は心を痛めている。困難な場所が1つでも現(xiàn)れると、四方八方から支援が集まってくるという言葉があるように、多くの地方が、選りすぐりの「助っ人」を派遣し、最先端の醫(yī)療設(shè)備を攜え、河北省へと支援に駆け付けている。ここではそんな最前線でのウイルスとの闘いに重要な機(jī)能を発揮している「神器」を紹介しよう。
〇河北省石家荘「火眼実験室」 一日100萬人分のPCR検査可能
河北省石家荘市では、一日あたりの検査処理量が試験管10萬本に達(dá)する「火眼実験室」(エアドーム)がこのほど夜を徹しての工事を経て、わずか10時(shí)間という驚異的なスピードで河北體育館テニス館に設(shè)置された。一日あたり最大で100萬人分の検體が検査可能だという。これと同時(shí)に、石家荘華大醫(yī)學(xué)検査実験室と車載式の「火眼実験室」もすでに検査體制に入っている。
〇車載タイプの移動可能なCT裝置を河北支援に投入 湖北省
湖北省の武漢大學(xué)中南病院は1月10日午後7時(shí)、河北エリアにおける新型コロナウイルス感染癥において、移動可能なスピード診斷を支援する目的で、湖北省に1臺しかない車載タイプの移動可能なCT裝置を河北省に輸送した。環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。
武漢大學(xué)中南病院の職員は、「この車載タイプの移動可能なCT裝置は、獨(dú)立した場所に設(shè)置できるうえ、効果的な隔離と防護(hù)基準(zhǔn)を満たしており、新型コロナウイルス患者を速やかに選別することができる。1日平均延べ200人から300人の診斷?選別が可能」と話す。それだけでなく、この車載タイプの移動可能なCT裝置は5Gネットワークに対応しており、CT畫像をリアルタイムで武漢大學(xué)中南病院に転送することができ、病院側(cè)は診斷結(jié)果をただちに河北省側(cè)に伝えることが可能という。
2020年、武漢が新型コロナウイルス感染拡大と闘っていた際に、河北省は累計(jì)1100人の醫(yī)療?看護(hù)従事者を支援のため湖北に派遣し、そのうち數(shù)百人は武漢大學(xué)中南病院の管理下にあった雷神山醫(yī)院および武漢市第七病院で任務(wù)に當(dāng)たった。武漢大學(xué)中南病院の袁玉峰?副院長は、「河北ならびに全國各地は、當(dāng)時(shí)、武漢に対して、大々的な支援と無私の援助を行った。今回は、武漢大學(xué)中南病院が、全力で、河北支援に取り組む番だ」としている。
〇河北石家荘のPCR検査をサポートする「瞬間測定スピード検査室」
1月13日、河北省石家荘市金域醫(yī)學(xué)検査実験室園區(qū)の臨時(shí)施設(shè)では、PCR検査擔(dān)當(dāng)者が忙しく立ち働いていた?!杆查g測定PCR検査スピード検査室」は、同市に住む全市民のPCR検査をサポートしている。
〇PCR検査をサポートするモバイルP3実験室
1月7日夜、中國疾病予防抑制センターのハイレベル?バイオセーフティ実験室(略稱?モバイルP3実験室)一行23人は、厳寒の中、晝夜兼行で、邢臺南宮市に駆けつけた。
1月8日未明に目的地にたどり著いたメンバーは、すぐさま検査裝置の取り付け作業(yè)を開始。また、13人をコミュニティに派遣して検體採取を支援させ、同日夜には速やかにPCR検査業(yè)務(wù)をスタートさせた。
中國疾病予防抑制センター伝染病所の盧金星?黨委員會書記は、「南宮市に派遣したチームは、P3モバイル実験室2ユニット、PCR検査用検體採取器4臺、検査器6臺、検査用消耗品全セットおよび個(gè)人防護(hù)用品を配備しており、1日あたりの検査能力は試験管5千本に達(dá)する」と紹介した。
PCR検査の最先端設(shè)備であるモバイルP3実験室は、現(xiàn)地に到著後すぐに、迅速かつ獨(dú)立した検査を展開することができる。実験室は給気?排気フィルターシステムを備えており、バイオセーフティー3級実験室に求められる感染予防基準(zhǔn)をクリアし、検査業(yè)務(wù)に安全面での保障を提供している。
2020年に新型コロナウイルス感染拡大が起こってから、このPCR検査をサポートするモバイルP3実験室は湖北省武漢や東北地方、北京などを前後して支援し、ウイルスと闘う最前線で奮闘し続けてきた。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年1月18日