稅関総署の李魁文報道官は14日に行われた記者會見で、「2020年中國の物品貿(mào)易の輸出入総額は19年に比べて1.9%増の32兆1600億元(1元は約16.0円)に上り、対外貿(mào)易規(guī)模が過去最高を更新した。中國は世界で唯一の物品貿(mào)易がプラス成長になった主要エコノミーになった」と述べた。21年の中國対外貿(mào)易はこの勢いを維持できるか。
北京大學(xué)國家発展研究院の余■(品の口が水)傑副院長は、「全體としてみると、好調(diào)な狀況はこれからも続くだろう?,F(xiàn)時點(diǎn)で、海外では新型コロナウイルス感染癥が引き続き拡大し、中國が引き続き『世界経済が動揺、中國経済が好調(diào)』の狀態(tài)にあり、21年上半期の対外貿(mào)易は20年下半期に近い狀況になり、貿(mào)易黒字は引き続き1兆9千億元(1元は約16.1円)から2兆元の範(fàn)囲を保つだろう。下半期になると、世界で感染癥が抑制されるのにともなって、中國の貿(mào)易黒字は相対的に減少する可能性があるが、それでも高い水準(zhǔn)を保つとみられる」との見方を示した。
貿(mào)易パートナーの構(gòu)造をみると、ASEAN10ヶ國が20年には「追い越し」をして中國にとって1番目の貿(mào)易パートナーになった。余氏は、「ASEANが米國と歐州連合(EU)に代わって、中國最大の貿(mào)易パートナーになったことには少しの疑問もない。感染癥の発生がこのプロセスを速めただけだ」と述べた。
中國とASEAN諸國との経済貿(mào)易での連攜は、特に地域的な包括的経済連攜(RCEP)への調(diào)印が行われることでさらに強(qiáng)化され、ASEANの中國最大の貿(mào)易パートナーの地位がさらに突き固められた。中國が今後、「環(huán)太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進(jìn)的な協(xié)定(CRTPP)」に積極的に加盟するとみられることを考え合わせると、將來には物品貿(mào)易でもサービス貿(mào)易でも、中國とASEANとの地域レベルの経済貿(mào)易協(xié)力がさらに強(qiáng)化されるものと予想される。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年1月15日