セミの鳴き聲に真夏を感じ、目も開けていられないほど太陽がギラギラと照りつけ、熱風(fēng)が顔面に吹きつけてくる。今日5時5分、二十四節(jié)気のうち11番目の節(jié)気である小暑を迎えた。
「梅雨明け」と「入伏」(一年で最も暑い時期である「三伏天」の時期に入ること)は小暑の頃の重要な気候上の特徴だ。「黃梅天」と呼ばれるジメジメした梅雨の陽気がまだ終わらないうちに、「三伏天」の熱波がやってくる。中國の大部分の地域で、ジリジリと焼かれるように暑い「オーブンモード」とムシムシした暑さの「蒸し煮モード」に入ることになる。
小暑の頃には、新米を味わい、餃子を食べ、書畫や衣服の蟲干しをするなど、ちょうどこの季節(jié)に合った豊富で面白味のある風(fēng)俗習(xí)慣が民間に數(shù)多く伝わっている。
古代、民間では小暑に各家で新米を食べ、新酒を味わうなど、「新物を食べる」ことで豊作を祝う習(xí)慣があった。
伏天に入りジリジリと焼かれるような暑さが増していくと、往々にして食欲が落ちてくる。暑気あたりを改善して體液や唾液の分泌を促し、食欲を増進するために、民間では「頭伏餃子、二伏麺、三伏烙餅攤鶏蛋」という食習(xí)慣が生まれた?!阜臁工巫畛酩?0日間は「頭伏」、次の10日間もしくは20日間は「二伏」、最後の10日間は「三伏」と呼ばれるが、その「頭伏」の最初の日には餃子を食べ、「二伏」の最初の日には麺、そして「三伏」の最初の日には小麥粉生地を平たい円形に延ばして焼いた「烙餅(ラオビン)」と卵焼きを食べるといいと言われている。三國時代には早くも伏天に麺を食べることに関する記載が見られる。
このほか、民間にはもともと小暑にレンコンを食べる習(xí)わしがあった?!弗骏Ε圣?、レンコン、緑豆もやし」は小暑の「三寶」と呼ばれ、體を冷やし暑さをしのげる食べ物とされている。(編集AK)
「人民網(wǎng)日本語版」7月7日