腕に注射する代わりに鼻にスプレーし、1分もかからずに終わるタイプのインフルエンザワクチンが登場した。文匯網(wǎng)が報じた。
上海各區(qū)では現(xiàn)在、インフルエンザワクチン接種が続々と始まっている。一部のコミュニティの衛(wèi)生サービスセンターでは、子供でも接種しやすい鼻にスプレーするタイプのワクチンを採用している。
同市嘉定區(qū)では最近、インフルエンザワクチンの接種が始まっており、鼻にスプレーするタイプの乾燥弱毒インフルエンザワクチンが投與されている。同ワクチンは3歳から17歳の接種に適しているという。
接種會場では、醫(yī)師が透明のワクチンが入ったスプレーを軽く2回押すと、接種が終わり、7歳の萱萱ちゃんは、「ひんやりしただけで、全然痛くなかった」と話していた。
醫(yī)師によると、スプレー型のインフルエンザワクチンは、鼻に0.1ミリリットル噴霧するだけで接種が終わる。この種のワクチンは、自然感染の過程に似ていて、噴霧すると鼻を通して體內(nèi)に入り、粘膜に抗體ができてウイルスを「入口」でブロックする。また、リンパ球が刺激され、細(xì)胞性免疫と液性免疫ができる。
スプレー型のワクチンは、注射するタイプのワクチンと同じく、1年に1回の接種でよく、接種希望者は現(xiàn)地のコミュニティ衛(wèi)生センターに事前に連絡(luò)する必要がある。料金は1回303.5元(1元は約17.1円)。
醫(yī)師によると、抗體ができるのは接種から半月後になるため、インフルエンザが流行する1‐2ヶ月前にはワクチンを接種することで、高い予防効果を期待することができるという。また他のワクチンを接種する場合は、2週間以上の間隔をあける必要がある。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年9月27日