「鄒承魯小惑星」の命名セレモニーが2日、中國科學院生物物理研究所で行われた。中央テレビニュースが伝えた。
鄒承魯氏は世界的に有名な生物化學者で、近代中國の生物化學の基礎(chǔ)を固めた人物の一人だ。中國が世界に先駆けインスリンを人工合成するための重要な貢獻を成し遂げたうえ、インスリンの正確な折り畳みの分子メカニズムを解明し、「鄒氏公式」と「鄒氏作図法」を打ち立てた。酵素活性の不可逆抑制動力學の理論體系を構(gòu)築し、酵素活性部位柔軟性の學説を打ち出した。インスリンの人工合成、タンパク質(zhì)の構(gòu)造と機能の関係、酵素の作用メカニズムなどの面で畫期的な貢獻を成し遂げた。
鄒承魯氏を記念するため、國際天文學連合( IAU)の小天體命名委員會の承認を経て、登録番號「325812」の小惑星が正式に「鄒承魯星」と名付けられた。これは中國科學院紫金山天文臺が2008年1月3日に発見したもので、発見當時は地球から1億9000萬キロメートル離れていた。鄒承魯星と太陽の間の平均距離は3億5300萬キロメートルで、太陽を一周するのに3.65年かかる。軌道上で毎日167萬キロメートルの速度で前進している。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年11月3日