甘粛省蘭州市と新疆維吾爾（ウイグル）自治區(qū)烏魯木斉(ウルムチ)市を結(jié)ぶ高速鉄道?蘭新線の山丹馬場(chǎng)駅が5日、正式に開業(yè)した。同駅は標(biāo)高3000メートル以上の場(chǎng)所にある。

山丹馬場(chǎng)駅は、甘粛省張掖市山丹県の標(biāo)高3108メートルの場(chǎng)所にあり、世界で標(biāo)高が最も高い高速鉄道旅客駅だ。年間平均気溫は氷點(diǎn)下4－5度で、空気中に含まれる酸素の量は海面の80％未満となっている。同駅はこれまで「待避駅」として利用されていたため、旅客業(yè)務(wù)は取り扱っていなかった。

正式に運(yùn)用が始まり、毎日多くの高速列車が山丹馬場(chǎng)駅に停車するようになるため、旅客はここから蘭州や西安、ウルムチ、嘉峪関、敦煌といった都市に向かうことができるようになる。

山丹馬場(chǎng)は世界的に見ても歴史ある馬場(chǎng)の一つで、漢（紀(jì)元前202-220年）の時(shí)代から、皇室がこの地に馬場(chǎng)を設(shè)けていた。前漢の武帝時(shí)代の武將?霍去病は山丹馬場(chǎng)の第一代「場(chǎng)長」で、盛唐（650‐755年）の時(shí)代には馬の數(shù)が7萬頭を超えた。新中國成立(1949年)以降は、ここで軍馬の訓(xùn)練が約半世紀(jì)にわたって行われている。

祁連山脈では近年、生態(tài)環(huán)境保護(hù)の成果が見られるようになってきており、山丹馬場(chǎng)はエコロジカルツアーの発展に積極的に取り組んでいる。山丹馬場(chǎng)駅の旅客業(yè)務(wù)がスタートしたことで、雪山や草原と馬が生み出す獨(dú)特な風(fēng)景を楽しもうとこの地を訪れる観光客にとってとても便利になっている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年12月6日