中鉄高新工業(yè)股份有限公司傘下の中鉄科工集団有限公司(以下、「中鉄科工」)によると、江西理工大學と中鉄科工集団が共同で研究開発した「興國號」が14日、ラインオフした。中國初の磁気浮上懸垂式車両で、江西興國パーマネント?マグネット?レビテーション技術プロジェクトのモデル線で走行予定となっている。中國青年報が伝えた。
江西理工大學と中鉄科工集団は共同で、浮上フレーム構造やガイド構造、リニアモーター牽引駆動、基礎制動といった技術的難題の攻略に成功し、専門家の評議審査を順調(diào)にクリアした。江西理工大學黨委員會書記で博士課程指導教員の楊斌氏は、「『興國號』は世界で初めてパーマネント?マグネット?レビテーション技術を懸垂式車両の製造に応用し、省エネ?エコ、非接觸式牽引、高い登坂能力、短い最小回転半徑、低騒音といった特徴を備えている」と述べた。
なぜ列車を「吊り下げる」のだろうか?地下鉄などの都市軌道交通と異なり、懸垂式では軌道が上、車両が下にあり、鉄製の直立柱で支える構造になっているため、占有する土地が少なくて済み、視界が広く、通行者や自動車と互いに干渉せず、獨自の通行優(yōu)先権がある。しかも軌道交通分野で、建造?製造費が総合的に最も安い。
現(xiàn)在、中鉄科工はすでに懸垂式システム技術一式を完全に確立している。武漢に建設された試験線では安全かつ安定した走行を行っており、走行距離は7000キロメートルに達している。今回ラインオフした「興國號」車両の全體設計は、「將軍県」として名高い興國県の革命に関する文化を體現(xiàn)しており、「紅軌」と稱えられている。列車最前部の両側(cè)には56個の星があしらわれており、中華人民共和國成立に貢獻した56人の將軍を表現(xiàn)している。燃え盛る松明は「星星之火、可以燎原」(小さな火花でも広野を焼き盡くす)を象徴している。
線路を設計した中鉄第六勘察設計院集団有限公司(中鉄六院)の関係責任者によると、江西省興國県のパーマネント?マグネット?レビテーション技術プロジェクトのモデル線は全長878メートルで、車両は2両編成、定員88人、設計最高運行速度は時速120キロメートルとなっている。國內(nèi)初のパーマネント?マグネット?レビテーション技術の応用?モデルとなるこのプロジェクトは、科學研究の革新性と挑戦性、モデル性を兼ね備えている。その順調(diào)な進展は、江西省のレアアース?パーマネントマグネット産業(yè)チェーンと赤色観光(革命ゆかりの地をめぐるツアー)経済の発展に重要な社會効果と経済効果をもたらすとみられている。(編集AK)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年12月15日