北京市の天文寫真愛好家?王俊峰さんが元宵節(jié)だった2月15日に北京前門で撮影した満月。

春の訪れとともに陽気は暖かくなり、節(jié)句が訪れ人々は一家団欒を楽しむ。元宵節(jié)（舊暦1月15日）だった今月15日夜、空には満月が浮かび、ロマンチックで、心溫まるお祝いムードを演出した。ただ、今月、月が最も丸くなるのは17日0時(shí)56分で、元宵節(jié)の夜の月が一番丸いわけではないことはあまり知られていないかもしれない。新華社が報(bào)じた。

ポスター作成?馮娟

天文科學(xué)知識(shí)普及の専門家によると、「舊暦1月15日の月よりも17日の月のほうが丸い」というのは比較的珍しい現(xiàn)象で、次に起きるのは7年後の2029年3月1日（舊暦1月17日）となっている。

天津市天文學(xué)會(huì)の理事を務(wù)め、天文科學(xué)知識(shí)普及の専門家である修立鵬氏によると、月の満ち欠けの1周期は「朔望月」と呼ばれ、周期はおよそ29.53日。月が最も丸くなる時(shí)を「望」（満月）と呼ぶ。月の軌道は楕円形で、引力の関係で、月が地球の周りを回る角速度は変化し、地球に近い時(shí)は速くなり、離れると遅くなる。そのため、前半の半月の角速度や各月の「望」となる日は一定ではなく、舊暦14日、15日、16日、17日のどの日になる可能性もある。そのうち、16日なることが最も多く、次に15日、17日と続き、14日が最も少ない。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年2月17日