求人市場(chǎng)には「金の3月?銀の4月」という言い方がある。インターネット業(yè)界にはより一層この言葉が當(dāng)てはまる。毎年の春の就職シーズンになると、質(zhì)の高い新卒生を呼び込もうと、全力で求人活動(dòng)を展開している。

しかし今年は様子が異なり、奇妙な現(xiàn)象が見られる。リストラを敢行する一方で、高給を提示して人材を募集する企業(yè)があるのだ。

リストラに遭うのは一種の「幸運(yùn)」？

最近、叮咚買菜、字節(jié)跳動(dòng)（バイトダンス）、小米、百度、微博（ウェイボー）、知乎、滴滴出行など、複數(shù)のネット企業(yè)がリストラを発表してきた。

しかしリストラに遭うのは必ずしも悪いことではない。以前にあるネット企業(yè)で働いていた藍(lán)芳さん（仮名）は、「自分がネット企業(yè)をやめた時(shí)、大勢(shì)の友人がおめでとうと言ってくれた！」と話した。

藍(lán)さんはかなりの金額の賠償金をもらった上に、數(shù)年かけてコツコツためた蓄えがあったので、さらりと身を引いたという。類似するケースはたくさんあり、「ある企業(yè)の內(nèi)部では、リスト名簿に載るために、部門で激しい競(jìng)爭(zhēng)が繰り広げられている」などという話も聞こえてくる。

しかしリストに遭ってこれほど「幸運(yùn)」ではないという人の方が多いだろう。求人サイトの智聯(lián)招聘がこのほど発表した報(bào)告書によると、ネット業(yè)界は発展ペースが鈍化し、今年の春節(jié)（舊正月、今年は2月1日）以降は求人規(guī)模が縮小したと同時(shí)に、人材構(gòu)造も調(diào)整中で、前年同期に比べ、中核業(yè)務(wù)のポジションと技術(shù)のポジションが増え、管理のポジションは減少した。

複數(shù)の求人プラットフォームの報(bào)告から見えてくるのは、今年は働く人々がより安定を求めているという傾向だ?！附Y(jié)局のところは公務(wù)員の定員枠」というのは決してウソではない。職業(yè)教育プラットフォームの粉筆科技などは売り上げが年々上昇し、最近は株式上場(chǎng)を計(jì)畫して取り引きに関する説明書を発表した。そして同社の主な事業(yè)の一つは公務(wù)員受験だ。

春の就職シーズンは賃金が上昇

最近、ネット企業(yè)各社が春の求人情報(bào)を次々に発表した。

2月28日には、阿里巴巴（アリババ）が2023年度卒業(yè)生に対する求人活動(dòng)をスタートし、技術(shù)系と非技術(shù)系を合わせて150以上の職種で新卒生を募集するとした。バイトダンスは2月に今年の春の求人を全面的にスタートし、20を超える都市で履歴書を受け付け、6千を超える求人を出した。小米も最近、リストラのうわさについてコメントする中で、「現(xiàn)在も4千を超える人気ポジションで引き続き優(yōu)れた人材を広く募集している」と述べた。京東は1月に、「2022年は全國(guó)規(guī)模で2萬人を超える新卒生を募集する」と発表した。

このほかリストラの嵐が吹き荒れる叮咚買菜も2月に、2022年の春の求人活動(dòng)をスタートすると発表した。

しかも、ネット企業(yè)が春の求人で提示する賃金は決して低くない。2月末に求人サイトの拉勾招聘が発表した22年ネット業(yè)界春の就職シーズン賃金報(bào)告によれば、22年から、ネット業(yè)界の平均賃金が前年比7.5％増の1萬8500元（1元は約18.5円）に達(dá)し、増加率も前年の6.9％を上回った。

智聯(lián)招聘のモニタリングによれば、春節(jié)後の第3週に、ネット関連業(yè)界は賃金が上昇したケースが多く、オンラインゲーム業(yè)界の賃金は前期比7.7％増加して、3位に躍進(jìn)した。求人で提示する賃金の平均を見ると、インターネット?ECは前期比1.8％増、コンピューターソフトウェアは同1.7％増、コンピューターハードウェアは同1.3％増となり、前年同期と比較すると約10％増だった。

年齢は求人で強(qiáng)みになる

ネット業(yè)界にリストラを一方で求人をするという狀況が出現(xiàn)したのはなぜか。

複數(shù)の企業(yè)は大規(guī)模なリストラの実施を認(rèn)めていないが、人材に出入りがあることは認(rèn)めており、「正常な人材の流動(dòng)だ」としている。しかしネット企業(yè)の社員は自分の勤め先の狀況を踏まえて、「基本的にリストラされるのは年齢が高い人たちで、業(yè)績(jī)?cè)u(píng)価とは関係ない」と話した。

ネット業(yè)界の今年の求人の主な対象はやはり新卒生だ。複數(shù)の企業(yè)が求人にあたって『若さ』を強(qiáng)調(diào)しており、たとえばある企業(yè)は春の求人に際して、大勢(shì)の「95後（1995年から1999年生まれ）」だけでなく、過去數(shù)年間のキャンパス人材募集で就職した新卒生も、今では次々に管理ポジションについていると述べている。

では相対的に「若くない人」はどこへ行ったのか。その多くは今の仕事を続けながらよりよい転職先を探している。

藍(lán)さんは、「自分がやめた仕事はすぐに新しく來た人に取って代わられた。その人は別のネット會(huì)社を辭めて就職した人で、仕事の內(nèi)容はほぼ変わらない」と話した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2022年3月14日