中國のほぼ中央に位置し、1年間のうち約300日は晴れ間が広がる寧夏回族自治區(qū)は、中國でも指折りの満天の星が見られる星空スポットの一つだ。そして、世界の有名天文寫真や映像作品が同自治區(qū)で撮影されているため、近年、大勢の星空ファンが美しい星を見るために同自治區(qū)を訪れている。同自治區(qū)気象サービスセンターの趙蔚副主任長がこのほど、同自治區(qū)が「星の故郷」と呼ばれている理由を説明してくれた。中國新聞網(wǎng)が報じた。
寧夏回族自治區(qū)で撮影された美しい星空(撮影?葉暁旭)。
趙副主任によると、寧夏回族自治區(qū)気象當(dāng)局は2021年、気候がどれほど天體観測に適しているかを評価する調(diào)査を?qū)g施し、▽雲(yún)量▽光害▽視界▽シーイング(大気の狀態(tài)の適性)▽人體快適指數(shù)という5つの要素の天體観測への影響を総合的に検討したほか、過去40年の気象資料を分析して、天體観測気候的適性総合評価指數(shù)、モデル、基準(zhǔn)を構(gòu)築、評価結(jié)果を?qū)Г訾筏俊?/span>
評価結(jié)果によると、寧夏回族自治區(qū)は、冬は厳しい寒さになることが少なく、夏も厳しい暑さになることはない。そして、春は暖かく、秋は爽やかで過ごしやすい気候となっており、年間平均降水量も少なく、晴れの日が多い。そのため、ほとんど日の気象條件が、天體観測に適しており、各季節(jié)の農(nóng)村の天體観測適性は「非常に適している」、または「適している」と評価されている。特に7月と8月、11月と12月は、各市?県の中心地のほか、ほとんどの地域が天體観測に「非常に適している」となっている。趙副主任は、「科學(xué)的なアルゴリズムやデータを通して、寧夏が確かに『星の故郷』であることが確証された。當(dāng)自治區(qū)の気象當(dāng)局は毎週、一週間の天體観測天気予報を発表して、観光客に『天體観測ガイド』を提供している」と説明する。
寧夏回族自治區(qū)は近年、「星の故郷」というブランドを構(gòu)築し、星空観光大會や星空キャンプミュージックフェスティバルといった一連のイベントも企畫してきた。また、星空観光をテーマにした観光ルート12路線と天體観測観光スポットベスト10を打ち出し、國內(nèi)外の観光客の間で好評を博している。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年3月24日