西蔵(チベット)自治區(qū)阿里（ガリ）地區(qū)改則（ゲルツェ）県先遣郷付近で最近、約1萬頭のチルーが群れを形成していることが確認(rèn)されている。これほど大規(guī)模なチルーの群れが確認(rèn)されるのは近年珍しく、圧巻の景色が広がっている。中國(guó)國(guó)家一級(jí)保護(hù)動(dòng)物に指定されているチルーは、主に標(biāo)高3700‐5500メートルの高山草原や標(biāo)高が高く寒い荒野に生息しており、夜明けと夕暮れ時(shí)にエサを探すため活動(dòng)し、足が速い。チルーは主に、羌塘（チャンタン）草原を中心とするチベット高原に分布しており、毎年夏になると、決まったルートに沿って北上し、繁殖した後、生息地へと戻る。人民網(wǎng)が報(bào)じた。

チベット自治區(qū)ガリ地區(qū)の林草局は近年、野生動(dòng)物保護(hù)に力を入れており、パトロールや野生動(dòng)植物資源破壊事件摘発を強(qiáng)化して、違法な密猟を厳しく取り締まっている。その甲斐あり、同地區(qū)の野生動(dòng)物の個(gè)體數(shù)は年々増加して、「野生動(dòng)物の楽園」となっている。

統(tǒng)計(jì)によると、ガリ地區(qū)にはチルーやユキヒョウ、ヤクを含む國(guó)家一級(jí)保護(hù)野生動(dòng)物が11種類生息している。同地區(qū)に生息するチルーの個(gè)體數(shù)は10萬頭以上と見られており、非常に珍しい野生のゴールデンヤク230頭、野生のヤク2萬5000頭なども生息している。その他、ユキヒョウやアルガリ、アオヒツジ、オグロヅルといった野生動(dòng)物の個(gè)體數(shù)も目に見えて増加している。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年3月31日