中國侵略日本軍が寫った寫真を公開したことで注目を集めた米ミネソタ州で質(zhì)屋を営むEvan Kail氏は今月17日、SNSに「世界の注目を集めた『第二次世界大戦のアルバム』はすでに中國に寄贈し、しかるべき所に帰屬した」と書き込み、在シカゴ中國総領(lǐng)事館にアルバムを無償で寄贈したことを明らかにした。そして、「今回の経験は印象的で、中國から示された感謝を永遠(yuǎn)に大切にする」とした。
Evan氏が公開している総領(lǐng)事館に宛てた手紙には、「アルバムの寫真數(shù)百枚のうちの一部の暴力的な寫真は、質(zhì)の高い記念品である可能性が高いものの、ほとんどの寫真は本物だろう」と綴られている。
アルバムを中國側(cè)に手渡すEvan Kail氏
Evan氏は9月1日にショート動畫共有アプリ「TikTok」に投稿した動畫で、「中國侵略日本軍が寫った寫真約30枚を含む第二次世界大戦中のアルバムを発見した」とし、「僕のキャリアにおいて最も恐ろしいものを見た」と語り、瞬く間に世界からの注目を集めた。
「豊富な內(nèi)容を含んだアルバムで、とてもよく撮れている寫真がたくさんある」。このアルバムは、東南アジアに駐留していた兵士が第二次世界大戦中に撮影したもので、それを手に入れたEvan氏は細(xì)部までチェックしていったという。すると、前半は普段の生活の様子を捉えた寫真が多かったものの、後半になると、リアルな歴史の痕跡が殘されていることを発見した?!竸I刑されたり、斬首されたり、苦痛を與えられたりしている人がたくさん寫っており、死體が街のいたるところに散らばっている」としている。
アルバムの寫真
米ミネソタ大學(xué)で日本問題を研究していたEvan氏は、當(dāng)時(shí)、教授が「その時(shí)代の寫真は限られており、ほとんどが白黒」と話していたのを覚えていたという。
アルバムの実際の価値を判斷するために、Evan氏は現(xiàn)地の専門家を訪ねて寫真の検証をしてもらったりしたものの、その過程で、脅迫やサイバー暴力をたくさん受けたという。
Evan氏は以前、メディアの取材に対して、「アルバムは絶対に個(gè)人のコレクターにも、日本政府にも譲らない」と、アルバムの帰屬先について語っていた。
投稿を見ると、Evan氏は、在シカゴ中國総領(lǐng)事館の感謝狀もアップしている。感謝狀には、Evan氏に対する心からの感謝が綴られているほか、「舊日本軍が1930年代から40年代にかけて中國で犯した戦爭犯罪は、人類史上最も暗い1ページだ。歴史は鏡のようで、Evan氏がアルバムを寄贈したことは、善良な心で平和を守るよう世界の人々を鼓舞するだろう。當(dāng)領(lǐng)事館も、中國と米國の國民間の文化的繋がりや親睦のために努力を続ける」としている。
在シカゴ中國総領(lǐng)事館がEvan Kail氏に送った感謝狀。
Evan氏は、「SNSを通して、このアルバムはすでに、教育的意義のあるシンボルとなった。その內(nèi)容は中國の研究者にとって大きな參考価値がある。平和的、友好的な名目でアルバムを中國に寄贈することができて、とても光栄だ」と語っている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年11月21日