四川省成都市の街中のある公園に設(shè)置されている無料で使用できる運動器具を使って、多くの人が難度の高いポーズを次々に決めていた。これらのトレーニングの達(dá)人たちの筋肉がついた體つきやしっかりとした歩き方を見ると、彼らの平均年齢が60歳以上であるとは、想像もつかないだろう。しかも最高齢者はなんと90歳で、「ストリートワークアウト高齢者」と呼ばれている。これらの高齢者たちは、「ストリートワークアウト」がきっかけで知り合い、一緒にトレーニングをしたり、トレーニングの方法をシェアしあうことを日課としている。中國新聞網(wǎng)が報じた。
成都市錦江區(qū)通寶街は、「ストリートワークアウト」を楽しむ人たちの熱気が特に漂っている。葉沢良さん(66)は子供の頃からこの公園の近くで育ち、トレーニングや水泳、サイクリングなどをこよなく愛している。そして、「ストリートワークアウト」をいつも楽しんでいる葉さんは、みんなで一緒にトレーニングすることを思いついたという。
「以前は、それぞれ自分でトレーニングしていた。でも、みんなで一緒に集まって、色々とアドバイスをし合いながら、一緒にレベルアップしようということになった。これまではそれぞれでトレーニングをしていた人たちが集まって、今の『ストリートワークアウトシルバーグループ』になった。メンバーには、トレーニングをして40年以上というベテランもいれば、始めたばかりの初心者もいる。いろんな所から來ているものの、強(qiáng)い體を作るという同じ目標(biāo)がある」と葉さん。
傅光平さん(73)は、「ストリートワークアウトシルバーグループ」のメンバーになって4-5年といい、「みんなと一緒にトレーニングするようになったのは、強(qiáng)い體を作るため。その目標(biāo)は達(dá)成されつつある。毎日元気いっぱいだし、気持ちもポジティブになった。以前一人でトレーニングしていた時は、とても孤獨で、テンションが上がらなかった。今はみんなで一緒にしているので、雰囲気もとてもよく、テンションが一気に上がる。みんな年齢に関係なく、上手な人から學(xué)び、互いに勉強(qiáng)し、交流して、レベルアップしている」と話す。
鄭倫発さん(90)は、5-6キロ離れた自宅からシェア自転車をこいで公園にやって來て、みんなと一緒にトレーニングをしており、「トレーニングの効果というのは、長年コツコツとしてやっと出るもので、一朝一夕のことではない」と話す。そんな鄭さんがトレーニングにやって來ると、秘訣を教えてほしいと多くの人に聞かれるという。90歳の鄭さんは今でも、逆立ちもお手の物で、頭の回転も速い。
葉さんは、「高齢者だからといって、運動できないわけではない。適度の運動をすると、器官や筋肉の衰えを遅くすることができる。メンバーの多くがトレーニングをして體が強(qiáng)くなり、あまり病気にならなくなった。國民健康づくり計畫が提唱される今、もっとたくさんの人にトレーニングの輪に加わってほしい」と話す。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年11月28日