在日本中國大使館の報道官は22日、NATOのアジア太平洋への拡大について談話を発表した。中國新聞社が伝えた。
報道官は「最近、NATOはアジア太平洋の問題に介入し続け、陣営対立を煽り立て、地域諸國の強い警戒を招いている。先般閉幕したビリニュス首脳會議で、NATOは再び中國関連の問題で緊張を誇張し、対立を引き起こした。中國はこれに重大な懸念を抱き、斷固として反対している」と表明。
「NATOのアジア太平洋への拡大は、國連憲章の認(rèn)める集団的自衛(wèi)権の範(fàn)疇を超え、國連憲章の地域協(xié)定に関する規(guī)定及び國家間の友好関係の発展という趣旨に違反し、地域、さらには世界の安全保障に破壊的要因をもたらすということを強調(diào)しておく必要がある。NATOは地域的組織であると主張するが、自らの條約の定める地理的範(fàn)囲を破っている。NATOは防御的同盟であると自稱するが、加盟國に軍事費のたゆまぬ増加を煽動し、境界を越えた勢力拡大を続けている。NATOは『ルールに基づく國際秩序』を守る必要性を公言するが、國際法や國際関係の基本準(zhǔn)則を無視し、他國の內(nèi)政に干渉し、複數(shù)の戦爭に関與してきた」とした。
また「アジア太平洋地域の長期的な繁栄と安定は、地域諸國間の相互尊重、開放的協(xié)力、互恵?ウィンウィン、溝の適切な処理にかかっている。NATOが體現(xiàn)しているのは、軍事同盟に基づき、一方的な絶対的安全保障を追求し、対外干渉?拡張を図る覇権思考だ。これは、平和を求め、発展を図り、協(xié)力を促進(jìn)する時代の潮流に逆行している。アジア太平洋諸國は『NATOのアジア太平洋化』を歓迎しないし、『アジア太平洋版NATO』も必要としない。我々は、最近のNATOと日本の連動に注意を払っている。日本が歴史の教訓(xùn)を汲み取り、平和的発展路線を堅持して、地域諸國間の相互信頼と地域の平和?安定を損なう事をしないよう望む」とした。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年7月24日