あるデータによると、中國(guó)には3億5千萬(wàn)の世帯があり、1世帯あたり平均1臺(tái)以上のテレビを所有するが、現(xiàn)時(shí)點(diǎn)でのスマートテレビ普及率は20％に満たない。買い換えの予定がある世帯は、スマートテレビの大きな「パイ」で、関連の報(bào)告書によれば、今年のスマートテレビ普及率は70％を超えることが予想される。テレビ全體の出荷臺(tái)數(shù)を5千萬(wàn)臺(tái)とすると、スマートテレビは3500萬(wàn)臺(tái)が出荷される見込みだ。だがスマートテレビ市場(chǎng)は海外のメーカーがほぼ欠席で、國(guó)內(nèi)の大手メーカー、ネット企業(yè)、家內(nèi)工業(yè)的メーカーがシェアのほとんどを占めており、海外ブランドのスマートテレビが占めるシェアは20％にも満たない。

　▽ソニーはなぜスマートテレビに消極的？　海外メーカーはなぜ負(fù)けた？

　ソニーの敗北の第一の原因はコンテンツで、その內(nèi)容はおよそ3つに分けることができる。一つ目は番組コンテンツで、中國(guó)では資格をもった7大放送プラットフォームとの協(xié)力が欠かせない。二つ目はネット動(dòng)畫コンテンツで、楽視、愛奇蕓、PPTV、優(yōu)酷土豆といったサイトにおけるコンテンツだ。三つ目は利用者自身のコンテンツだ。たとえば攜帯電話、タブレットPC、デジタルビデオカメラ、SDカード、USBフラッシュメモリ、ハードウエアなどのコンテンツだ。ソニーのスマートテレビはこうしたコンテンツをめぐる競(jìng)爭(zhēng)で負(fù)けた。放送プラットフォームであれ、ネットのサイトであれ、協(xié)力が進(jìn)められた形跡がほとんど見られないのだ。

　第二の原因はアプリケーションだ。スマートテレビには付屬のアプリケーションが必要だ。スマートテレビはリビングのコンピューターではないし、攜帯電話の影武者でもなく、あらゆるコンテンツがその畫面にふさわしいわけではない。スマートテレビにはリビングでの利用や家族の共用にふさわしいアプリケーションが欠けているが、成熟にはかなりの時(shí)間がかかるとみられる。今はディスプレーを大きくすることが主流で、「アダプター」の役割を果たすのがせいぜいだ。リビングにふさわしい設(shè)計(jì)開発は行われていない。

　第三の原因は価格だ。ソニーの製品は一貫して定価が高い。その一方で國(guó)內(nèi)企業(yè)はハイエンドからローエンドまで各レベルの市場(chǎng)を網(wǎng)羅し、価格操作性が高く、全體として海外メーカーは國(guó)內(nèi)メーカーに価格の點(diǎn)で対抗できない。

　ソニーはスマートテレビに攜わりたくないわけではないが、コンテンツで負(fù)け、アプリケーションで後れを取り、価格で優(yōu)位に立てずにいる。中國(guó)スマートテレビ市場(chǎng)では初めから不利な立場(chǎng)に立っているといえる。（編集KS）

　「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2014年3月31日