高資産世帯の資産額をみると、広東、江蘇、北京、山東、上海、浙江の6省市が23兆元に上り、全國の高資産世帯の資産総額の約半分を占めた。これらの地域は中國で最も個人資産が集中する地域となっており、中でも広東は6兆元で全國トップだ。河北、四川、河南など豊かな地域の高資産世帯の資産総額もそれぞれ1兆元を超えた。
北京、広東、江蘇などは、高資産世帯の密度が濃く、個人資産の全體的な規(guī)模が大きいが、過去3年間に年平均成長率が少しずつ低下している。こうした地域の成長を牽引する主な要因は、特殊な政治的位置づけと経済的地位にあり、富裕層の資産管理事業(yè)とプライベートバンキング事業(yè)の爭奪戦ではこれらの地域が「攻略しなければならない場所」となっている。
BCGのパートナー兼董事総経理(取締役社長)は、「増加ペースは相対的にゆっくりだが高資産世帯の密度が高い地域は上海、浙江、山西省、遼寧、天津市だ。これらの省市には経済大省市が多く、高い経済的地位と天然資源での強(qiáng)みも備えている。こうした地域の高資産世帯の増加率は全國平均を下回るが、高資産世帯が集中し、資産の蓄積が相當(dāng)成熟し、プライベートバンキング事業(yè)を深く開拓するための潛在力が依然として大きいといえる」と述べた。
同報(bào)告書によると、高資産世帯の數(shù)は急速に増加しているが密度が比較的低い地域は、山東、四川、河南などで、先端の資産管理事業(yè)を展開できる條件が整っている。重慶、內(nèi)蒙古などはストックが少なく、増加率が高く、主に政策のメリットと資本の投入によって発展しており、今後の飛躍的発展の潛在力を備え、未來のプライベートバンキング事業(yè)の重點(diǎn)取り組み地域になる可能性があり、先発組の強(qiáng)みをつかむことが必要だ。また寧夏回族自治區(qū)、青海省、西蔵(チベット)自治區(qū)は高資産世帯の數(shù)が最も少ない省區(qū)だ。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年8月26日
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