第6回中國國際ナノテクノロジー會議が、3?5日にかけて北京で開かれた。ナノテクはすでに情報(bào)技術(shù)やバイオ技術(shù)と肩を並べ、世界のテクノロジー発展の重要な三本柱の一つになっている。中國のナノテクの論文數(shù)、特許件數(shù)、論文被引用數(shù)などの指標(biāo)は、「世界一」の水準(zhǔn)に達(dá)している。人民網(wǎng)が伝えた。

中國は早くからナノテク発展のチャンスを認(rèn)識し、多くの経費(fèi)を投入してきた。國家ナノ科學(xué)センター長の劉鳴華氏は會期中に開催された第9回「國家科學(xué)評論（NSR）」フォーラムにおいて、「中國のナノテクの研究に投じられた経費(fèi)は総額で10億ドルを超える。この額は世界でもトップレベルだ」と話した。

北京大學(xué)ナノ科學(xué)?技術(shù)研究センター長の劉忠範(fàn)氏は、北京大學(xué)のナノテクの研究を例として、「北京大學(xué)は早くからナノテクの科學(xué)研究を開始していた大學(xué)で、前世紀(jì)中にナノ科學(xué)?技術(shù)研究センターを設(shè)立し、學(xué)際的なナノテクの研究を促進(jìn)してきた。北京大學(xué)は毎年およそ3000?4000編の科學(xué)技術(shù)論文を発表しているが、そのうち3分の1弱がナノテクの貢獻(xiàn)となっている」と説明した。

劉氏は、「しかし、統(tǒng)計(jì)データは往々にして、數(shù)多くの問題を隠す。中國のナノテクの経費(fèi)は巨額となっているが、その投入は分散化されている」と指摘した。これは個別のプロジェクトを見ると、十分な経費(fèi)が投入されていないことを意味する。また中國のナノテクの研究には「追隨」という深刻な現(xiàn)象があり、流行中の概念に飛びつく傾向がある。真の獨(dú)創(chuàng)性を持つ研究は少ない。劉氏は、重點(diǎn)的かつ獨(dú)創(chuàng)的なプロジェクトへの経費(fèi)支給を拡大するよう呼びかけた。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年9月7日