記者が8月上旬に西蔵(チベット)自治區(qū)拉薩(ラサ)を取材した際、宿泊先のホテルの近くにシンプルなデザインの白い建物があった。これは竣工したばかりのチベット自然科學(xué)博物館だ。中國(guó)初の太陽光発電建築物で、1MWの電力が直接送電されている。電力設(shè)備の整備と、水力?太陽光?風(fēng)力?熱の利用により、チベットの夜空はますます明るくなってきた。科技日?qǐng)?bào)が伝えた。
チベットは石炭と石油資源が極めて少なく、交通が不便であるため、火力発電の條件が整っていない。しかし水力発電の資源量は全國(guó)一だ。ラサは早くから水力発電を利用してきた。1928年、中國(guó)で2カ所目となる水力発電所がラサに建設(shè)され、1956年以降は、水力発電所と火力発電所が続々と建設(shè)された。1980年代よりチベットの発電所建設(shè)が加速され、羊八井地?zé)岚k電所、羊卓雍錯(cuò)(ヤムドク湖)水力発電所などが建設(shè)された。
記者が山南地區(qū)を訪れたところ、藏木水力発電所が雅江を利用し発電を行っていた。その発電量は、旁多水利センターと同等だった。雅魯蔵布(ヤルツァンポ)川の支流と本流には、建設(shè)中のダムがあった。チベットの水力発電の開発が目に見えて加速されている。
チベットは太陽エネルギーも豊富で、自治區(qū)全體で40萬基以上の太陽焦熱爐があり、都市部の建築物では太陽光を利用した給湯裝置が普及している。太陽エネルギーを電力に変える取り組みも進(jìn)んでいる。「日光の城」と呼ばれるラサで、コンパクトカーのルーフと同じサイズのソーラーパネルがあれば、1日の発電により冷蔵庫を1時(shí)間稼働させることができる。中國(guó)移動(dòng)(チャイナ?モバイル)はチベットに1000以上の基地局を設(shè)置しており、そのうち8割弱が太陽エネルギーで稼働している。チョモランマ地區(qū)の太陽光基地局?ネットワークは、最高で標(biāo)高6500メートルの地點(diǎn)に設(shè)置されている。チョモランマ登頂の際に、電波が途切れることがないのも、太陽光発電のおかげだ。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年9月11日
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