中國の中秋節(jié)（舊暦8月15日、今年は9月27日）および國慶節(jié)(建國記念日、10月1日)の連休が目前に迫っている。日本や韓國などの周辺國は、中國人に人気の海外旅行先だ。旺盛な購買力を持つ中國人観光客の到來を前に、これらの國は、▽観光地の受け入れ能力が十分か▽ショッピング中心の観光は単一的過ぎではないか▽國內(nèi)の観光市場を完備すると同時(shí)に、ますます増える中國人観光客にいかに対応するべきか－－など、様々な課題に直面している。環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

日本：観光客受け入れ能力の向上が待たれる

これまで長期にわたり、國別の訪日外國人旅行者數(shù)のトップは常に臺(tái)灣だった。しかし今年1～7月、中國大陸部からの観光客がのべ275萬5500人と、昨年の2倍以上に達(dá)し、トップに躍り出た。2位は韓國、3位は臺(tái)灣だった。海外からの観光客は日本経済にプラスの影響を與えているが、急増する観光客に、日本側(cè)の受け入れ能力が追いついていないのが現(xiàn)狀だ。

日本の一部の空港や港では、海外からの観光客は入國手続きのため1時(shí)間も列に並ばなければならない。東京や京都などの人気都市では、ホテルはどこも満室。中國の旅行會(huì)社の安いツアーでは、ホテルや交通手段すら保証されず、ショッピングのために「悪徳商店」に連れて行かれるといった事件も発生している。観光バスを運(yùn)営する福岡地所によると、2014年度、博多港に寄港したクルーズ客船の乗客を乗せた観光バスは4630臺(tái)と、2013年度の580臺(tái)を大きく上回った。一部のバス運(yùn)転手は、観光地で乗客が下車してからクルーズに戻るまでの時(shí)間、港の駐車場が一杯のため、福岡市內(nèi)をぐるぐると走り続けるしかないという。

日本経済新聞は、「より多くの中國人に日本を気に入ってもらうためには、観光客の受け入れ能力をソフト?ハード面から向上する必要がある。例えば中國人観光客にも日本で車の運(yùn)転ができるようにするなど、関連制度にも変革が必要」と指摘している。

韓國：観光客はショッピング目當(dāng)て、リピーターが獲得できず