北京密雲(yún)県の萬(wàn)里の長(zhǎng)城の麓にある野外劇場(chǎng)

北京郊外の「萬(wàn)里の長(zhǎng)城」の麓にある野外劇場(chǎng)?古水北鎮(zhèn)で今月30日から11月1日の3日間、世界的演出家?鈴木忠志氏(76)が旗を振るギリシャ悲劇「酒神?ディオニュソス」が初めて上演される。

鈴木氏は、劇団SCOTを主催し、國(guó)際的な演劇祭「利賀アジア蕓術(shù)祭」の発起人にでもある。また、「スズキ?トレーニング?メソッド」と呼ばれる獨(dú)自の演劇訓(xùn)練法を編み出したことで知られる。そんな鈴木氏が10日、北京で、「酒神?ディオニュソス」の記者會(huì)見(jiàn)に出席した。

鈴木氏の代表作である「酒神?ディオニュソス」は、國(guó)際的にも非常に高い評(píng)価を得ている。鈴木氏は、今年5月に初めて萬(wàn)里の長(zhǎng)城の麓にある野外劇場(chǎng)を見(jiàn)てとても興奮したといい、「當(dāng)時(shí)、紹興酒を飲んでいて、こんな劇場(chǎng)で『酒神?ディオニュソス』を上演できたらどんなにいいだろうと思った。同演劇は、2000年以上前に歐洲文明の発祥地であるギリシャの野外劇場(chǎng)で上演された。そして、今回、アジアで最も古い文化と歴史を誇る中國(guó)で上演できて、とてもうれしい」と喜びを語(yǔ)った。

また、北京の野外劇場(chǎng)について「とても野性的」と形容し、「後ろの山には木があまりなく野性的な感じがする」と語(yǔ)った。

「演出をする時(shí)は、東洋と西洋の要素の違いを考えることはない。演劇の表現(xiàn)に助けになるものであれば取り入れる。名作を型どおりに演出してもおもしろみがなく、現(xiàn)代人の角度から考えなければならない。私が演出した演劇が、歐洲風(fēng)でも、アジア風(fēng)でもなければ、それが世界の演劇における私の貢獻(xiàn)」と鈴木氏。

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2015年10月12日