中國人力資源?社會保障部（人社部）社會保障研究所は24日、「社會保険法」施行5周年記念座談會の席上で、「社會保険法」施行狀況を巡る評価研究報告書を発表した。人民日報が伝えた。

報告によると、2014年末の時點で、全國8億人以上の國民が基礎年金に、13億人以上が基本醫(yī)療保険に、それぞれ加入している。同年、基礎年金の受給者數(shù)は2億2906萬人と、高齢者のほぼ全員が基礎年金を受給する計算となり、政府が目指す年金受給目標はほぼ達成された。重複加入などの狀況を除くと、醫(yī)療保険のカバー率は95％を上回り、「全國民の醫(yī)療保険加入」もほぼ実現(xiàn)されている。

社會保障のカバー対象範囲と待遇レベルはいずれも、さらに高まった。年金については、國務院が企業(yè)退職者基礎年金額に対する調整を実施した2005年以降、支給基準額は年平均10％のペースで増加し続けている。2014年の調整後、企業(yè)退職者の1人當たり年金月額は2053元（約4萬円）に達し、第1回調整時（2005年）に比べ190％増加した。

就業(yè)関連保険の加入者數(shù)は、社會保険法施行前に比べ、失業(yè)保険が34％、労働災害保険が28％、出産?育児保険が38％、それぞれ増加した。社會保険法の施行に伴い、社會保険制度はほぼ全國民のカバーに至ったと言える。

アンケート調査によると、「政府の社會保障制度を支持する」と答えた回答者の割合は、全體の59.3％を占め、社會保険法施行後2周年にあたる2012年に比べて6ポイント上昇した。また、実施運営力の向上につれて、回答者の半數(shù)以上が「社會保険の運営サービスに満足している」と答えた。このうち「非常に満足している」は15.1％、「まあ満足している」36.6％と、2012年調査時に比べていずれも10ポイント以上高くなった。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年10月26日