「熱が出た。故郷の粟がゆを食べたい。上海ガニも食べたい。。。」-メモ用紙の1枚1枚に書かれているのは全て、學生たちが食べたいと思っている郷土料理だ。安徽省の合肥工業(yè)大學の學生が「暖心食堂(心溫まる學食)18號窓口」と呼ぶ學食のカウンターでは、毎日、心のこもった料理と心溫まる物語ができあがる。中國新聞網(wǎng)が伝えた。
朱倩さんは、「料理注文ボード」左上の隅を指差した。そこには、小さな文字がぎっしりと詰まった一枚の小さなメモがひときわ目立っていた?!附袢栅纤饯握Q生日なので、陽春麺をリクエストした。実家にいた頃は特に好きだったわけではなかったが、長い間帰らないでいると、急に食べたくてたまらなくなる」と朱さん。食堂の作業(yè)員は、「午後5時半に、18番窓口に必ず來て下さい」と返事した。
朱倩さんは、「この陽春麺は、この4年間で食べた中で最も美味しい一杯だった。食堂のおじさんやおばさんがみんな集まり、私のためにバースディソングを歌ってくれた。春の日差しより暖かい気持ちで胸がいっぱいになった」と話した。
「私のような、家から遠く離れた大學に入學した新入生にとって、異郷で故郷の料理を味わうことは、本當に感動的な出來事だ」と話す西安出身の1年生?董夢茹さんは、「料理注文ボード」に、「陝西の涼皮(冷麺のような料理)を食べたい」というメモを殘した。
料理注文ボードでリクエストされる確率が高い上海ガニは、學生が大いに期待するメニューだ。學食の作業(yè)員は、「近いうちに、學生さんは5元(約430円)以下で上海蟹を食べることができるようになる」と話した。
食堂のおじさんは、「鍋包肉(薄切り豚肉の甘酢炒め)の特別イベントをやります。沢山召し上がれ!」というとっておきの情報を注文ボードに貼った。學生たちがリクエストする料理は、最近ますますバラエティに富むようになった。同校新第二食堂で現(xiàn)場マネージャーを務める王登峰氏は、「9月に料理注文ボードを開始した當初、料理のリクエストはまだ多くなかったが、1ヶ月あまり経った今では、1日50件から70件のリクエストが來ている」と話した。
王氏は、次のように続けた。
「この注文ボードを作ったきっかけは、食堂への意見書だった。學食で出しているトマトと卵の炒め物について、ある學生は『少し甘くしてほしい』という希望だったが、別の學生は、『もう少し塩味がきいている方が良い』と書いた。これらの正反対のリクエストから、『一人一人に対応したカスタムメイド』という考え方が我々の頭に浮かんだ。學生たちが、自分の好みの味を書いてくれれば、學生一人一人のそういった希望にできる限り応えるようにしたい」。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年11月6日
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