中國之聲「新聞縦橫」の報道によると、東アジア歴訪中のポンペオ米國務(wù)長官は8日、今回のシャトル外交の最後の訪問國である中國に到著する。朝鮮半島の非核化、中米関係、意見の相違がある問題の管理?コントロール、東アジア地域の問題などが主な議題となる。
■アジア3カ國を歴訪
ポンペオ長官は今月6日から日本、朝鮮、韓國を相次いで訪問した。ポンペオ長官の訪朝は、すでに4回目だ。本來は8月末に訪朝する計畫だったが、飛行機(jī)への搭乗を前に「朝鮮の非核化の進(jìn)展が不十分」とするトランプ大統(tǒng)領(lǐng)によって中止された。
報道によると、ポンペオ長官は朝鮮の最高指導(dǎo)者?金正恩氏と90分間の晝食を含め2時間前後會談した。韓國大統(tǒng)領(lǐng)府?青瓦臺によると、ポンペオ長官は訪韓時、第2回米朝首脳會談の早期開催で朝鮮側(cè)と合意したと文在寅大統(tǒng)領(lǐng)に伝えた。ポンペオ長官は訪朝について、実り豊かな対話を行ったと積極的に評価した。雙方は非核化プロセス及び米朝首脳會談の日程などについて速やかに協(xié)議するため、協(xié)議チームを立ち上げることも決定したという。
ポンペオ長官は訪日時には安倍晉三首相と朝鮮問題について意見交換し、緊密な協(xié)力を続けることで合意した。日本メディアによると、ポンペオ長官は日本側(cè)に朝鮮問題への対応方針を説明。雙方は朝鮮半島の非核化や、朝鮮側(cè)の要求する國連安保理の対朝制裁解除などの問題について意見交換した。日本の毎日新聞はポンペオ長官のアジア歴訪について、日本政府は朝鮮半島の非核化が進(jìn)展することを期待すると同時に、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)が中間選挙を前に成果を焦って譲歩することを警戒していると分析した。日本の菅義偉內(nèi)閣官房長官は、今年6月の米朝首脳會談での合意が速やかに履行されることを希望すると表明した。
■訪中時の話し合いの焦點(diǎn)
ポンペオ長官は今日訪中を開始する。中國國際問題研究院の阮宗沢常務(wù)副院長は中國之聲の取材に「ポンペオ長官訪中時に話し合われる議題で非常に重要なものの1つが、非核化と平和メカニズムを含む朝鮮半島問題だ」と指摘?!钢袊铣r半島でも非常に重要な役割を擔(dān)っており、朝鮮半島の非核化と平和メカニズムの構(gòu)築を積極的に後押ししているからだ。今回日朝韓を訪問したポンペオ長官は、関係する情報について中國側(cè)と意思疎通し、方向性の一致を図るだろう」とした。
阮氏の考えでは、2つ目の焦點(diǎn)は中米関係だ?!缸罱忻组v係には懸念される趨勢が生じている。米國の一方的な追加関稅措置、また最近ペンス副大統(tǒng)領(lǐng)による非常に否定的と言える対中政策演説があったために、ポンペオ長官の訪中では、中國側(cè)であろうと米側(cè)であろうと、意見の相違をどううまく管理?コントロールするかを取り上げるだろう。中米は経済貿(mào)易摩擦が激化していった場合、その影響は中米間の範(fàn)疇を遙かに超え、世界経済にとっても良くないニュースとなる」。
阮氏はまた「今回の會談では中國側(cè)にとって、もう1つ極めて重要で、欠かせぬ問題がある。つまり臺灣問題だ。臺灣問題は中米関係の核心だ。米側(cè)が『一つの中國』原則の問題において、いくつか相反する事をしたのをわれわれは目にした。したがって、中國側(cè)は米側(cè)に『一つの中國』原則を順守するよう、非常に明確かつ率直に指摘するだろう」とした。
■シャトル外交の影響は?
今回のシャトル外交の実際の効果について、阮氏は「どう評価するかにはまだ時間が必要」としたうえで「中米関係にとって、こうした訪問と雙方向流はプラスとなる機(jī)會だ。雙方共に相手國に対して考え、問題、摩擦が多くある際、意思疎通はなおさらにタイムリーであり重要だ。米朝首脳會談が日程通りに進(jìn)むかどうか、どのような進(jìn)展があるか、今回のポンペオ長官の訪朝は1つの検証だ。最近朝鮮側(cè)は米側(cè)の行動が遅く、向き合って進(jìn)むフィードバックの行動がないことに不安を抱いている。次の段階では米國が柔軟で、向き合って進(jìn)む姿勢を取るかどうかを観察できる。これは將來の米朝関係及び北東アジアにとって重要な観察だ」とした。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年10月8日
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