ここしばらくの間、魂膽を抱いている米國の一部の政治屋と組織は雲(yún)や風をつかむような話を根拠に、新型コロナウイルスの発生源に関する陰謀論を腐心してでっち上げ、新型コロナウイルス感染癥を利用して中國に対するいわゆる「責任追及」「賠償請求」を濫訴している。米上院司法委員會のグラハム委員長は12日にも新型コロナウイルスに関するいわゆる「責任追及法」をぶち上げ、一段と騒ぎ立て、法律を冒涜する本質(zhì)を余すところなく示した。(人民日報「鐘聲」國際論評)
突発的で重大な感染癥は世界の公衆(zhòng)衛(wèi)生上の危機であり、法理上は「不可抗力」に屬する。実體法上、現(xiàn)行の國際法體系にはウイルスの発見された國の責任に関するいかなる規(guī)定もない。周知のように、ウイルスの発生には偶然性があり、感染癥の影響を受けた地域または人々を濫訴するなどの「二次被害」が不公平なのは明らかだ。手続法上は、主権の平等と「主権免除」の原則に基づき、いかなる國の裁判所も他國政府が感染防止?抑制面で講じた主権行為に対して司法管轄権を全く有しない。
國際法學界は次々と自発的に聲を上げ、濫訴の茶番の仮面を暴いている。米ジョージタウン大學のLawrence Gostin教授(世界保健法)は、米國の一部の政治屋は新型コロナウイルスの出所は研究所だと言うが、ずっといかなる証拠も示せずにいると指摘する。獨マックス?プランク外國公法?國際法研究所の所長は「起訴は一部のメディアや個人の一方的ないわれなき非難ではなく、事実に基づくべきだ」と指摘する。
法律は証拠を重んじる。事実に基づき語らなければならない。ウイルスの発生源特定は厳粛な科學の問題、理性的な専門の問題であり、科學的で専門的な意見に耳を傾け、尊重する必要がある。國際科學界ですでに形成されている広範な共通認識は、新型コロナウイルスは人工のもの、または遺伝子編集を経たものではないというものだ。世界保健機関(WHO)の専門家は、新型コロナウイルスの発生源はまだ確定していないと明言している。
明らかに法的に成立しないのに、米國の一部政治屋はなぜ仰々しい「責任追及」「賠償請求」の茶番を止めようとしないのか。答えははっきりしている。彼らは「有罪推定」攻勢で「政治的恐喝」を達成しようと企てているのだ。米シカゴ大學のトム?ギンズバーグ教授(國際法)は、多くの右翼政治屋が米國政府自身の問題を覆い隠すために「中國問題」に焦點を合わせていると指摘する。
濫訴の茶番は國際的な法の支配を公然と踏みにじるものだ。法律は公平と正義を守るために用いるものであり、米國の一部政治屋が大々的に「政治的恐喝」を行う道具になり果てるべきでは斷じてない。世界に蔓延する感染癥を前に、これ以上他國を害して自國を誤らせるのではなく、民衆(zhòng)の生命の安全と身體の健康を守ることを重視するよう米國に忠告する。人々は公正な道理を自ずと理解している。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年5月14日