中國のアニメーション映畫「羅小黒戦記~ぼくが選ぶ未來~(原題:羅小黒戦記)」の日本語吹き替え版が11月7日から日本全國で劇場公開される予定で、このほどその予告動畫が公開された。主人公?小黒(シャオヘイ)の聲優(yōu)には花澤香菜が、無限(ムゲン)は宮野真守、風(fēng)息(フーシー)は櫻井孝宏がそれぞれ擔(dān)當(dāng)しており、ネットユーザーからは、「超豪華キャスティング」との聲が上がっている。
「羅小黒戦記」は2019年に中國大陸部で公開され、興行収入が3億元(1元は約15.55元)を超える大ヒット作となった。同年、東京のミニシアター?池袋HUMAXシネマズで2週間の短期間上映が行われ、その際は中國語字幕版が上映された。同作品を見た、「鋼の錬金術(shù)師」の監(jiān)督を務(wù)める入江泰浩、「モブサイコ100」の作畫監(jiān)督とキャラクターデザインを擔(dān)當(dāng)した亀田祥倫、「AKIRA」の原畫を擔(dān)當(dāng)した井上俊之など、日本のアニメ界を代表するクリエイターたちが絶賛した。なかでも、入江氏はSNSで、「これを作った人達(dá)と競っていかないといけないのか、という気持ち。感服」とし、直筆による羅小黒のイラスト付きで、本格的な上映を期待する聲を上げていた。
同作品における羅小黒は、子貓の姿をした妖精で、人間の森林開発により住処を奪われ、ひとり居場所を探して旅に出た。その途中で、最強(qiáng)の執(zhí)行人と呼ばれる無限に捕獲されてしまい、一緒に旅に出かけることになる。
同作品以前にも、2015年に中國國內(nèi)で大ヒットした「西遊記 ヒーロー?イズ?バック(原題:西遊記之大聖帰來)」も、宮崎駿監(jiān)督の長男?宮崎吾郎監(jiān)督が日本語吹替を監(jiān)修し、2018年1月13日に日本で公開された。また同作品の主題歌と挿入歌は、宮崎吾郎自らが作詞を手掛けた。ただ、同作品の興行収入はそれほど伸びず、上映1週間後の興行収入はわずか1000萬円ほどにとどまった。
ここ數(shù)年、中國でヒットしたたくさんの國産アニメーション映畫が様々な形で海外進(jìn)出を果たしているものの、上映後の反響はいずれも思わしいものではなかった?!肝鬟[記 ヒーロー?イズ?バック」、「紅き大魚の伝説(原題:大魚海棠)」、「ナーザの大暴れ(原題:哪吒鬧海)」などは北米で公開されたものの、どれも中國國內(nèi)ほどの興行収入を記録することはできなかった。日本語版「羅小黒戦記」のプロデューサーを務(wù)めた中山信宏は取材に対して、「中國で製作されていながら、どこの國にも通じる純粋に面白い物語だと思った。アクションシーンがうまく物語に組み込まれており、シンプルでありながら、本質(zhì)的な情報を含んでいる。この作品を見ることができるのは、貴重な體験だ」と語った。子貓のようなかわいい羅小黒は果たして日本人の心を摑むことができるだろうか?(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年9月4日