資料寫真

中國南方エリアの水を北方エリアに送り慢性的な水不足を解消するプロジェクト?南水北調(diào)が実施されて以降、補(bǔ)充水源が次第に沿線都市の生活用水の主な水源となり、社會(huì)に予想を上回る益が及んでいる。工人日?qǐng)?bào)が報(bào)じた。

南水北調(diào)の東、中線一期工事が、北方エリアの多くの地域の水供給構(gòu)造を変え、水資源のキャパシティーが強(qiáng)化された。データによると、東?中線一期工事の益は、北京市、天津市、河北省、河南省、江蘇省蘇州市、山東省の6省?市に及んでいる。供給された水の量は累計(jì)で375億立方メートル以上で、40以上の大?中都市、260県?區(qū)以上でその水が使われ、直接益を受けている人の數(shù)は1億2000萬人以上となっている。

現(xiàn)在、北京に供給されている水の75％以上が、南方エリアから送られてきた水で、天津市の14行政區(qū)全てがそれを利用しているほか、河南省の多くの都市の中心部でも100％その水が使用されている。河北省の邯鄲、石家荘、滄州などの市に屬する90以上の県?區(qū)も益を得ており、河北省の淺層地下水位が毎年0.74メートル上昇している。江蘇省では、運(yùn)河線をメインに、運(yùn)西線をサブとする水供給構(gòu)造が形成され、水の供給を受ける地域の水供給保証率が20‐30％向上した。さらに、蘇中蘇北地區(qū)の水害?干ばつ対策能力も向上した。山東省內(nèi)では、南水北調(diào)の幹線、関連プロジェクトシステムが膠東半島の水供給の大動(dòng)脈となっている。

北京市の水道水の硬度が目に見えて下がり、1リットル當(dāng)たりに含まれるマグネシウムとカルシウムの量が以前の380ミリグラムから130ミリグラムに減った。滄州、衡水、邯鄲などの地域では、500萬人以上が、高濃度フッ素水やアルカリ度の高い水を使っていた歴史に別れを告げた。

南水北調(diào)は、中國の水資源の配置の最適化、経済社會(huì)の持続可能な発展を?qū)g現(xiàn)するほか、民生の改善、保障に重大な戦略的インフラとなっている。東、中線一期工事が2013年と2014年に通水されて以來、安全で安定した運(yùn)行が続いており、供給される水の量は増加の一途をたどっている。また、水質(zhì)も安定して基準(zhǔn)をクリアしており、今後の工事が計(jì)畫に基づいて実施されるにつれて、南水北調(diào)の水供給の効率がさらに向上し、沿線のさらに多くの住民に益がもたらされると期待されている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2020年10月15日