南京利済巷慰安所舊跡陳列館で「感謝狀」を受け取る韓國人ボランティア?姜哈娜さん(畫像は紀(jì)念館が提供)。
「來場(chǎng)者は説明を聞くと、1枚の寫真、1人の名前、1つの言葉を覚える。そのうちの1つだけであっても、自分のしていることは意義があると感じる」。中國侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀(jì)念館で11日、米國や韓國、イラン、パキスタンなど17ヶ國から來た紫金草國際ボランティア73人が、ガイドの「就任証」を受けとった。先輩ボランティアの韓國人女性の姜哈娜さん(25)は新人ボランティアに、自身の経験を語った。中國新聞網(wǎng)が報(bào)じた。
1939年、戦爭(zhēng)に反対していた元中國侵略日本兵?山口誠太郎さんが、南京の紫金山の近くに咲くオオアラセイトウを日本に持ち帰り、「紫金草」と名付けた。そして、戦爭(zhēng)を反省し平和を願(yuàn)う気持ちを込めて、家族と共に紫金草を日本各地に植えた。
中國侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀(jì)念館は、毎年訪れる多くの外國人に、歴史をしっかり理解してもらえるよう、1994年から、國際ボランティアチームを立ち上げ、「紫金草」と命名。海外に平和を願(yuàn)う思いを伝えたいという山口誠太郎さんの意志を継いでいる。
「就任証」を受けとったばかりの河海大學(xué)の外國人教師?ジョナサンさんは、「初めて招きに応じて紀(jì)念館に來て、國際ボランティア文化サロンに參加した時(shí)、ホロコーストの生存者?サイモン?ウィーゼンタールさんの『誰かが覚えている間は希望はそこにある』という言葉を思い出した。紀(jì)念館は、未來への警醒で、どんなに辛くて悲しい歴史であったとしても、決して忘れてはいけない教訓(xùn)だ。これも、私が國際ボランティアになった理由の一つだ。私は、この経験と、この美しい都市がかつて経験した苦難と移り変わりを永遠(yuǎn)に忘れない」と語った。
紀(jì)念館で國際ボランティア「就任証」を受け取ったシンガポール人ボランティア(畫像は紀(jì)念館が提供)。
南京に8年住んでいる姜さんは、「南京利済巷慰安所舊跡陳列館を見學(xué)した時(shí)、一人でひっそりと靜まり返る廊下に立ち、ものすごい恐怖を感じた。そして、これが、歴史上の『慰安所』なんだと、突然悟った。見學(xué)が終わった後、『歴史と向かい合わなければ、永遠(yuǎn)に歴史を知ることはできない』と自分に言い聞かせた。何か行動(dòng)しなければと思い、韓國人見學(xué)者に説明、紹介するために、國際ボランティアに申し込んだ。ある韓國人の學(xué)校教師は私の説明を聞いて涙を流しながら抱擁した。その時(shí)のことは永遠(yuǎn)に忘れられない」と語る。
「ボランティアの経験により、成長することができ、平和の意義をより深く認(rèn)識(shí)することができた?;ɑ黏Qる音を聞いても、驚くのではなく、それを楽しむことができるというのが平和だ」と語る姜さんは、同年代の若者よりもずっと落ち著いた考え方をしていた。
同館は、「全國公共文化施設(shè)?雷鋒に學(xué)ぶボランティアサービス展開モデル機(jī)関」として、2008年から國際ボランティアを募集している。國際ボランティアは、自分と同じ國から來た見學(xué)者に南京大虐殺の歴史を紹介しているほか、史學(xué)研究や國際交流活動(dòng)において、得意分野を活かして活躍している。また、「ボランティアを受け入れ、海外へはばたかせる」とい原則に基づいて、紀(jì)念館は定期的にボランティアを選出して、學(xué)習(xí)や交流のために、中國國內(nèi)外の関連機(jī)関に派遣することで、ボランティアサービスのグローバル化水準(zhǔn)、影響力向上に取り組んでいる。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年10月14日