年の瀬を迎えているものの、新型コロナウイルス感染拡大の収束の目途は依然として立っていない。12月以降、中國でも多くの地域で國內(nèi)癥例や無癥狀感染者が確認(rèn)されているほか、コールドチェーンで輸送される食品の外裝から活性狀態(tài)の新型コロナウイルスが検出されている。北京日報(bào)が報(bào)じた。
中國疾病予防管理センターの首席疫病學(xué)者の呉尊友氏は、「新型コロナウイルス感染対策が常態(tài)化している狀況下での正常な現(xiàn)象」との見方を示した。
呉氏によると、こうした現(xiàn)象の原因は主に2つある。
1.冬は呼吸器感染癥が流行しやすい季節(jié)であるため。新型コロナウイルスも呼吸器感染癥であり、小規(guī)模な感染者が確認(rèn)されるというのは、呼吸器感染癥流行の特徴に合致している。
2.冬に入り、海外のほとんどの國で感染が急速に拡大しており、感染者數(shù)や汚染した物品が増加しているため。それにより中國の水際対策は、ヒトとモノ両方を?qū)澫螭藢g施されており、大きな負(fù)擔(dān)がかかっている。
呉氏は、「こうした世界的な背景の下、中國の多くの地域で散発的に感染者が確認(rèn)されるというのは、感染対策が常態(tài)化されている狀況下での正常な現(xiàn)象」と指摘する。
元旦、春節(jié)に向けた感染防止対策とは?
呉氏は、「無癥狀感染者の検査、発見に重點(diǎn)を置いて確実に実施するために、ハイリスクのグループを?qū)澫螭硕ㄆ诘膜薖CR検査を行い、新型コロナウイルスに曝露した可能性のある人、感染した可能性があるものの癥狀が出ていない人をできるだけ早く発見しなければならない」と指摘する。
特にコールドチェーンで輸送される輸入物品や全ての輸入物品に関連する仕事に攜わっている人を?qū)澫螭恕⒍ㄆ诘膜薖CR検査を?qū)g施し、厳格に管理をして、結(jié)果をすぐに社會に公表することが、今年の冬から來年の春にかけてカギとなる感染防止対策になるという。
「元旦や春節(jié)(舊正月、來年は2月12日) が近づくにつれて、移動する人が増加する。しかし、移動する人の中に新型コロナウイルス感染者がいなければ、大規(guī)模拡散はあり得ないということは確かだ」と呉氏。
感染発生歴のある地域は再発生の可能性大
その他、呉氏は「これまでに新型コロナウイルス感染が発生したことがある地域は、冬に再び感染が発生する可能性が他の地域より高い。しかし、だからと言って他の地域では発生しないということではない。海外からヒトやモノが入ってくる地域ならどこでも、感染が発生する可能性がある」と注意を呼び掛けている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年12月17日