中國の海洋総合科學調(diào)査実習船「中山大學」號が26日、上海市の長興島で中山大學に引き渡された。中山大學號の第1回科學調(diào)査任務(wù)が同日、正式に発表された。同船は今年10月より南中國海の西沙海域に向かい、海洋大気、海洋科學、海洋生物の3大分野に関する一連の重要問題をめぐり科學調(diào)査を行う。科技日報が伝えた。
中山大學海洋科學調(diào)査センター長の于衛(wèi)東教授によると、第1回科學調(diào)査任務(wù)は2つの航行段階に分かれ、南中國海西岸境界流及びその付近海域の3大科學分野に焦點を當てる。具體的には、大気、海洋、海底、生物、考古など複數(shù)學科における新たな問題や先端の問題をめぐり総合調(diào)査を行う。于氏は「上述した3大分野の問題をめぐり現(xiàn)場で観測を展開する。大気?海洋?海底?生物科學の総合調(diào)査と學際的研究を促進し、中山大學の総合海洋學科群の発展を推進する」と述べた。
南中國海西岸境界流は冬季の南中國海還流の主な構(gòu)成部分であり、秋に生じ冬に盛んになる?!改现袊N靼毒辰缌鳏?、太平洋とインド洋とつながり物質(zhì)とエネルギーを交換し、中國の海洋環(huán)境と資源に非常に大きな影響を及ぼす」。于氏によると、過去の研究は海洋上層に偏っていた。中山大學號による今回の初航海は、南中國海の還流の季節(jié)的な調(diào)整をめぐり、西岸境界流の3次元構(gòu)造及びその海の渦などの中スケールのプロセスとの相互作用に焦點を當て、南中國海北部大陸棚の臨海斷層の地球物理調(diào)査を展開する。
また初航海では海山と、島嶼?巖礁生態(tài)系及びその地球生物化學の循環(huán)プロセスを探索する。海山と島嶼?巖礁は海洋の「生命のオアシス」で、豊富な生物多様性を育み、重要な漁業(yè)資源を支えており、海洋の炭素循環(huán)と地域カーボンシンクに対して重要な価値を持つ。南中國海の海山と島嶼?巖礁の生態(tài)系への認識は現(xiàn)在、非常に限定的だ。海山と島嶼?巖礁の地形測量、海底沈積物と構(gòu)造の変化、生物多様性など複數(shù)學科の研究を展開する必要がある。初航海は南中國海北部の若干の海山と西沙諸島を?qū)澫螭?、海山と島嶼?巖礁の生態(tài)系の調(diào)査を展開する?,F(xiàn)代の海洋観測技術(shù)によって支えられている海洋考古調(diào)査を探索し、海洋科學技術(shù)と人文考古調(diào)査の深い融合を推進する。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年6月28日